[徹底解説]パーカーのメンズ着こなしから選び方コーデまで!ダサくない方法が分かります!
メンズ王道アイテムの1つである「パーカー」。誰しも1度は着用した事があるくらいの人気アイテムですよね。
着こなしや選び方が案外難しいのもパーカーが持つイメージやデザインです。
パーカー1つで一気に子供っぽくなってしまった。カジュアルすぎて部屋着と同じ様になってしまった。そんな経験私はあります。
そんな悩みを私は持ち続けていました。
パーカーの選び方から具体的なコーデまで分かるようになりますし、ダサく子供っぽくならないコーデに仕上げる事が出来ます。
メンズパーカーの選び方
メンズアイテム(トップス)の中でもカジュアルな部類であるパーカーは、上品さ・素材の高級感・色の落ち着きに振り切る必要のあるアイテムです。
色・シルエット・生地感の3つの要素からパーカーを選ぶ軸をお伝えしていきます。
①色でパーカーを選ぶ
色でパーカーを選ぶ事は生地感やシルエットよりも比較的簡単で着こなしやすい実感が湧きます。
色には色相、彩度、明度の変化によって色んな印象を変える事が出来るパワーがあります。
色相は寒色と暖色、彩度は無彩色(ブラックホワイト)と有彩色(レッドブルーグリーンetc)に、明度は色相と彩度の明るさを調整するといった具合にです。
上品さや大人ぽさ、元気な印象、可愛い印象など色によって着る人のイメージが激変する事もあります。
パーカーでおすすめのカラーは無彩色で比較的合わせやすいブラックやホワイトや明るさを調整したグレーやスモーキーカラーです。
深みを増したような濃いカラーも取り入れやすく、子供っぽく見られがちな有彩色でも上品に大人ぽく見せる事が可能です。
逆に難しいカラーはネオンカラーのような主張の激しい色、パステルカラーのような淡い薄い色です。
②シルエットの変化でパーカーを選ぶ
次にシルエットの変化を確認しながらパーカーを選ぶやり方です。
短丈でジャストサイズのベーシックタイプや、ドロップショルダーでやや崩したシルエットがオススメです。
ジャストサイズシルエットのメリットは、視線が上にいく事で全体のスタイルが良く見える事やコーデを極端に失敗する事なく誰でも着こなせるところにあります。
ジャストサイズのパーカーはウエスト周りがしっかり細くなっているものが多く、フードから肩周りにボリュームのあるいわばVラインシルエットを高い位置で作る事が可能です。
よって、細身のパンツと合わせる事でVラインの角度が鋭利となり視線が高い位置に誘導されてスタイルアップに効果的です。
やや崩したシルエットのメリットは、アウターと組み合わせた時・インナーと組み合わせた時に普段よりも一体感が出やすい事・雰囲気オシャレを醸し出す事が可能なところにあります。
逆に半袖、大きすぎるシルエットは着こなしが難しいので初めのうちは避けたいところです。
大きすぎるとされる基準は袖・着丈・身幅全てにおいて大きすぎるシルエットか、着丈だけ極端に長いといった部分的に突出し過ぎたシルエットを指します。
③素材生地感でパーカーを選ぶ
最後に生地感の変化を確認してパーカーを選ぶやり方です。
ベーシックなスウェットタイプは肉厚でハリのある生地感がオススメです。
薄手の生地ならどっしりとした艶感やニットのような繊細さのある生地感がオススメです。
目のつまった厚手のコットンタイプやウール系素材が混合されているのもオススメ。目がつまっていない重力に逆らう事が出来ないような物は安っぽく見えるので避けたいところです。
生地感が良いと素材も比例して良い傾向にありますし、ブランドのこだわりが反映されているものが多いです。
生地を見て触って「おっ、これは高そう」というパーカーは素材も良かった経験がありますね。
ダサく見えないメンズパーカーの着こなし方は?
パーカーは着回しが簡単なアイテムのハズなのに、コーデに取り入れてみるとなんだかオシャレじゃない…と感じる事を減らすメンズパーカーの着こなし方をお伝えしていきます。
①スラックスやきれいめのパンツと合わせてみる
パーカーをチノパンやデニムと合わせるコーデを雑誌などでよく見かけると思います。
しかし、高確率で子供っぽくなってしまいます。
スラックスと合わせる事でパーカーの持つイメージと緩和されてバランスが整いますし、何よりコーデ全体をスッキリ見せやすいです。
取り入れている人は多い組み合わせだと思いますが。
スラックス以外でも十分可能で、ナイキテックフリースや細身のテーパードパンツを選べばラクに綺麗にきまります。
②ジェントルでトラッドなダブルブレストと組み合わせてみる
個人的にオススメな組み合わせがダブルブレストを使った着こなし方です。
衣服の合わせをダブルにして重ねる様にしてボタンを閉める仕様をダブルブレストと呼びます。
ダブルブレストは元々軍用や乗馬に使用される目的で作られたとされています。
その後、パーティで使用される紳士服等に使われ始めている歴史があります。
ダブルブレストはジェントルな雰囲気を持っておきながら、お堅い印象も強いアイテムです。
パーカーをインナーに使用する事でトラッドな雰囲気にする事が出来ます。
シングルのテーラードジャケットを合わせるのは気が引ける方はダブルブレストジャケットと組み合わせると一気に変化を付ける事の出来る着こなし方です。
テーラードジャケットやコートのインナーとしてレイヤードするコーデは一般的です。
しかし、意外と難しいのがパーカーとレイヤードしすぎる事でして、ただパーカーとコートなどをそのまま組み合わせる訳にはなかなかいかないのですよね。。。
なぜなら、アイテムのコントラスト(大きなギャップ)が発生するからです。
色の高低差だったり、与えるイメージが極端に相対的だったりと。
そうならないためにも先述したパーカーの選び方に注意してコートなどとレイヤードを図っていくと上手くいきやすいです。
メンズパーカーをもう少しオシャレに着こなすコツ
極端に失敗しないパーカーの着こなしは比較的王道でなんだか味気ないなあと感じますよね。
もう少しパーカーをオシャレに着こなせるコツを深掘りしていきます。
ひと工夫でパーカーをオシャレに着こなすコツとしては3つありまして、
- 小物と組み合わせて着こなす
- 王道じゃないパーカーを選んで着こなす
- メインカラーに合わせた色を使う
です。
①小物と組み合わせて着こなす
パーカーと相性の良い小物を組み合わせる事でパーカーの持つアイテムとしての主張を緩和させる事が出来ます。
私は身長163cmの童顔なのでパーカーをそのまま着ると部屋着っぽさや子供っぽさが出てきやすい悩みがあります。なのでよく小物を使っています。
例えば細身のバングルやレザータイプのアイテム(ベルト・バッグ)がおすすめです。
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シルバーアクセサリーはテーラードなどと合わせるとちょっと行き過ぎた雰囲気になります。
しかし、パーカーと合わせる事でシルバーアクセサリーの持つ上品な印象をアクセントに出来ます。
レザータイプのアイテムは元々貴族御用達のアイテムだった事もあり、歴史も長いので安ぽさの無いアイテムです。
よって、1点取り入れるだけでも上品な雰囲気が一気に醸し出されます。
②王道じゃないパーカーを選んで着こなす
パーカーがカジュアルで子供っぽい部屋着ぽいイメージが強いのは、王道デザインのものが多いのではないでしょうか?
小ぶりなフードにスウェット生地、ベーシックなジャストサイズデザインで無地の特徴など…。
あえて王道ではないディティールを選択してみるのも1つのコツです。
AURALEE / オーラリー SUPER SOFT SWEAT BIG P/O PARKA
- 素材を高級素材のもので選ぶならオーラりーがオススメです。
- デザイン性や生地感を変化させるならイッセイミヤケがオススメです。
どちらも高価格ですが作りや素材にこだわりのあるブランドアイテムなので安っぽさはみじんも感じられず、他のアイテムと組み合わせる事でもオシャレの相乗効果がグッと働きます。
③メインカラーに合わせた色を使う
コーデのメインカラーを決めたら、同じ色同士を掛け合わせる事がオシャレにパーカーを着こなすコツです。
ブラックのパーカーを着るなら少し色の明るさを落としたグレーのシャツをインナーに使ってみる、ネイビーのパーカーを着るなら同じネイビーのパンツを取り入れてみる。
といった具合にです。
彩度や明度を暗く落ち着きのある幅で調節しながら軸となるアイテムに合わせるのがオススメです。
差し色のやり方もありますが、カッチリし過ぎたコーデで使うのがオススメなので今回は含めませんでした。
差し色といって、ネオンカラーのスニーカーや強調された色のアイテムをコーデに差し込んでいる人を街中で見かけた事はないでしょうか?
難易度が結構高いですし、少なくとも女性からの意見はあまり良くない事が分かっています。
差し色はベースとなるカラーに思い切った色を1点プラスすれば言い訳ではないのですよね。私も過去は差し色と題して派手なシャツや靴下などコーデに取り入れていました。
パーカーのカジュアルなアイテムは差し色で崩さない方が無難です。
まとめ
今回はメンズパーカーをダサくさせない選び方や着こなし方を具体的なコーデを踏まえてお伝えしていきました。
メンズの王道アイテムであるパーカーは、パーカーの持つカジュアルで可愛らしいイメージによって案外着こなしを難しく感じさせます。
しかし、選び方によっては小顔効果や視線を高い位置に持ってくる事が簡単に出来るアイテムなので(キャップやマフラーを使わずとも)、汎用性の高いお役立ちアイテムです。
パーカー選びに迷ったら、色・シルエット・生地感の3つの要素から選んでみると背が低い方でも合わせやすいです。
もう少しオシャレにしたい時は、小物と組み合わせて着こなす・王道じゃないパーカーを選んで着こなす・メインカラーに合わせた色を使うといったひと工夫で結構変化がありますのでオススメです~!!