イッセイミヤケ[プリーツプリーズ]の魅力をブログで紹介!レビューあり!
イッセイミヤケの中に存在する1つのラインであるプリーツプリーズ。
その独特で誰もがみたことがあるようなインパクトのあるデザインと、洋服作りにかける想いが個人的に好きなブランドです。
これまでは目にすることがあっても手に取ることがないまま、何となく過ぎていたのですが、ふと手に取って着てみると凄く着心地が良かったのですよね。
今回はこちらのブランドのアイテムが非常に良かった為、
- どんな特徴のあるブランドなのか?
- どんなアイテムがあるの?
- 店舗で買うメリットと店舗リスト
- パーカーとキャップのレビュー
をこちらのブログの中でお伝えしていきたいと思います。
イッセイミヤケが放つプリーツプリーズとは?
プリーツプリーズとはイッセイミヤケが放つラインの1つで、1994年からスタートしています。
女性向けのラインなのですが、ユニセックスで着用可能なアイテムも多数存在している為区切って判断する必要は無いです。
無数のヒダが特徴的なアイテムは、伸縮性・着心地の良さに加えて万人に合うように工夫されています。
日本伝統の技術や雰囲気を独自の製法として作り出し、素材作りから一貫して行われているイッセイミヤケの服は日本人の体型と非常に相性が良いです。
このプリーツ加工は服の形に布を裁断して縫い合わせた後に熱を加えて圧縮する「製品プリーツ」という独自の方法にて各アイテムが作られています。
デザイナーの三宅一生氏は洋服が日常の中に溶け込む事を意識しており、洗濯が出来てシワになりにくい、軽さがあって持ち運びも簡単に出来るという、
- 凡用性
- 着心地の良さ
- 美しさ
という良さが女性を中心に広がったラインです。
コレクションやコンセプト動画を見ていると軽やかさやストレスの無い着心地、人が着用する事で生まれる美しさを表現している部分が多数見受けられます。
https://twitter.com/Fashion_Tsushin/status/1177564802065084417
ブランドのコレクションって、モデルさんが無表情で歩く事が一般的と言いますか洋服のルックを目立たせる為にそうなっている事が多いのですが。
イッセイミヤケというブランドのコレクションはモデルさんが踊ったり表情を加えながら魅せる為、非常に独特です。
また、木々や花といった植物、動物、野菜や果物といった自然界に存在する色を使っているので、鮮やかな組み合わせのアイテムだとしても違和感なく溶け込むのもまた1つの魅力です。
アートを通して洋服の良さを感じる事が出来るブランドだなと思います。
メンズラインはオムプリッセイッセイミヤケ
プリーツ加工を施したメンズラインは?となると、オムプリッセイッセイミヤケとなります。
独自のプリーツ技術を背景に2013年にスタートしたラインであり、プリーツプリーズと同様、着心地の良さや洋服自体の軽さと機能性を追求したアイテムが多数存在します。
「女性向けのプリーツプリーズと大きく異なるのか?」
疑問に思うかもしれません。私も実際にそう思っておりまして、同じプリーツ加工だから大きな差が無いのでは?と。
大きく異なるポイントとしては、「色合い」にあります。
先述したプリーツプリーズラインでは、自然界に存在しているカラーを使っており、鮮やかな色合いのアイテムが多いです。
オムプリッセラインでは、鮮やかなカラーをワントーン落としたような少し男性的な色合いのものが多いですね。
季節によってカラーセレクトやトーンは異なってくるのですが、強いて言えば女性向けとされているのプリーツプリーズラインとはカラーが大きく異なります。
とはいえ、プリーツプリーズでもメンズが着用出来そうなカラーバリエーションがありますので、大きく区分する必要は無いです。
プリーツプリーズのアイテムレビュー[パーカー]
私は青山にあるオムプリッセイッセイミヤケにてプリーツアイテムを手に取りました。
この路地には、イッセイミヤケ→オムプリッセイッセイミヤケ→プリーツプリーズ→meイッセイミヤケとイッセイミヤケの各ラインを取り扱っている店舗が並んでいますので、一気に楽しむ事が可能です。
まずパーカーから詳細をレビューしていきます。
自然体な外観
2019SSラインにて発売されたパーカーとなります。
HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE プリント ジャケット ¥46,453
パーカー、Tシャツ、シャツ、ジャケット、パンツは通年出ているアイテムです。
イッセイミヤケはベーシックカラーと年や季節によって分けているカラーがありますが、こちらのブルーとグレーを掛け合わせたようなカラーは今までに無かったカラーとの事。
ブラックや薄いブルーなどのカラーはこれまでに何度か出ており、私は今までに無かったそして使いやすそうなこちらのカラーをチョイス。
サイズ展開は2・3・4となっておりまして、163cmメンズの私だとサイズ2でちょうど良い感じとなります。
外観はプリーツ加工が全体に施されており、腕回りと胸部部分が着物の様な作りをしています。
通常のパーカーだと同じ太さで腕回りは作られていますが、サイズを変えて作っていますのでより立体感のある着こなしが可能となります。
腕が華奢な方は線の細さが目立ちにくく、逆に太い人は形を取らずにちょうど良いフィット感として着る事が出来ます。
軽くて凡用性の高い着心地
使われている素材がコットンでは無くてポリエステルの薄い素材ということもあるのか、着心地は非常に軽いです。
パーカーなのに薄手のコートを羽織っている様な感覚で、フワリとした感覚が着用時にインプットされます。
洋服の重さって結構バカに出来なくて、肩が凝る事がよくあります。
しかし、今回に至ってはそういうストレスは殆ど感じられませんでした。
ただ、ポリエステル素材なので通気性と吸湿性はコットンと比べて劣る印象でした。
ちょっと汗ばむ時期は蒸れますので注意が必要ですね。
プリーツ加工を施している為、伸縮性がある程度取れます。
よって、多少体型が変化しても筋肉が付いて大きくなっても許容範囲であれば長い期間着用していく事が出来ます。
一般的なパーカーと差別化しやすい独特のディティールですが、更に付け加えると袖をまくりやすいのが大きなポイント。
パーカーだと袖はリブ加工されている事や、生地自体が分厚い事もあって袖をそのまま上へ持っていく事が殆どだと思います。
動いていると徐々に袖部分が下がってくるストレスに苛まれます。
プリーツプリーズ自体が生地が薄くてリブ加工を施していない為、シャツ感覚でまくる事が可能です。
シャツライクな見た目にもなりますので、パーカーが持つカジュアルな印象を和らげた印象へ持っていく事が出来ます。
カジュアル度が高いパーカーというカテゴリだけど上品で大人っぽく着用できるのがメリットかなと感じました。
パーカーのココが面白い!
まずプリーツプリーズのパーカーを見ていて面白いな~!と感じたのがフード部分。
パーカーのフードって丸みを帯びた均一な長さが多いのですが、プリーツプリーズのパーカーはてっぺんに向かって長い作りとなっています。
同時に折り目が斜めに入っているのですが、てっぺんに向かって細長いシルエットと斜めに入った折り目が、軽くて柔らかい生地が重力に負けてペッチャンコにならない様にしている工夫なのかなと。
ユニクロだとフード部分の生地を分厚くしたり素材を変える事によってフードの立ち上がりを良くしているのですが、プリーツプリーズは製法やパターンによってフードの立ち上がりを良くしていると実感しています。
また、フードをかぶった時にニットキャップの様な雰囲気を作り出す事が可能でして、キャップと組み合わせるとまた違った雰囲気のコーデを作る事が出来ます。
もう1つ、面白い部分としてはパーカーのポケットが目立たない様に作られているという事です。
三宅一生氏の1枚の布、1本の糸から作り出す。着心地と美しさにこだわった洋服作りから来ているのかなと思うのですが、プリーツ加工とポケットの入口が同化しています。
これによって着用時におけるプリーツのラインが崩れる事なく、身体のラインに沿って綺麗に見えます。
プリーツプリーズのアイテムレビュー[キャップ]
プリーツプリーズ、オムプリッセの中でも手軽に手に取れるアイテムであるキャップに関してお伝えしていきます。
プリーツ加工は抵抗がある方や小物でアクセントを付けたい方にとって取り入れやすいアイテムがキャップやバッグといったアイテムです。
HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE プリーツ キャップ ¥22,154
キャップの特徴としては、ジェットキャップと似た作りとなっており、浅めの作りとなっています。
ジェットキャップの作りだと全体的にシャープな印象となりますので、メンズでも取り入れやすいタイプとなります。
つばは小ぶりですが、装着時だとやや長く感じます。
浅めの作りが装着時に伸縮するプリーツによってボリュームが増してしまわないメリットがあります。
バックは長さ調節部分がありません。強めのゴムが入った作りですので万人の頭の大きさにフィットするデザインです。
頭が小さすぎてキャップをかぶれない方や頭が大きいから…といった方にも合わせやすい作りでした。
私は平均的なサイズからやや大きめの頭の作りをしているのですが(約56~57cm)、特に問題なくフィットしましたね。
プリーツプリーズの保管方法
プリーツ加工は熱による圧着技術によって施されている加工ですが、保管の仕方によって加工が取れてきてしまうのでは?と不安になる方は多いかと思います。
結論、基本プリーツ加工は簡単には取れないとされているとの事ですので折り畳んで保管しても大丈夫との事です。
洗濯も可能な作りなので(柔軟剤を使用すると繊維が柔らかくなるのでNG!)、よほどの事がない限り長くプリーツを維持しながら使い続ける事が出来ます。
クリーニングしか出来ない服って日常的には不便じゃないですか。
自宅で洗濯出来る気軽さは嬉しいポイントです。
個人的にハンガーにかけた場合、生地の重みで伸びていく様な印象を受けましたので畳んで保管しています。
プリーツが縦に入っているので、仮にプリーツが落ちてきたな…と感じたら以下の様に少し捻ってあげたりすると多少は維持出来るとの事です。
- 洗濯は手洗いで、柔軟剤は使わない
- ハンガーにかけず畳んでしまう
この2点に気をつけていれば基本大丈夫です。
まとめ
今回はイッセイミヤケの人気ラインであるプリーツプリーズの内容からアイテムレビューまでお伝えしていきました。
店舗数も少なく、オンラインでも中々見ない為、どんな着心地なのか?使いやすいのか?など詳細がわからない方も多いかと思います。
少しでもこの情報がお役に立てたら嬉しいです。