[2020最新]春メンズコートのおすすめブランド&ピックアップアイテム特集!ワークミリタリー・機能性特化アイテムが旬です。
春の季節は朝晩冷えて昼間は暖かい複雑な気候をしていますが、コーデに加えると役に立つのがコートなどのアウター類ですよね。
薄手で軽やかな素材と色合い・デザインを総称してスプリングコートと呼ばれますがイメージがすぐに湧かないのではないかと思います。
そこで今回は春に使える薄手のメンズコートをいくつかお伝えしていきます。
スプリングコートとは?特徴を解説
スプリングコートとは、春に着用可能なコート全般を指します。
デザインやシルエットでスプリングコートと区別するのではなく、
- 薄手で春に着用しても暑すぎないコート
- 機能性があり、吸湿性や発汗機能が備わっているコート
- 生地に軽やかさがあって春に着用していても季節感のあるコート
であれば、トレンチコートでもステンカラーコートでもスプリングコートとイメージして大丈夫です。
スプリングコートは各ブランドで販売されていますが、総数がレディースよりも少ない印象を受けます。
パステルカラーやドレープの効いたコートが春先の季節感を演出するには打ってつけでして、女性寄りなイメージが強いからなのかもしれません。
メンズが着用しやすいスプリングコートの特徴としては、
- グレー・オフホワイト・薄いネイビー・ベージュなど冬定番のカラーを淡くした色
- 大振りでバサっと羽織れる気軽さと無骨さがあるコート
- シンプルなデザイン
となります。
スプリングコートを選ぶ時の注意点
春先にメンズスプリングコートを選ぶ時に注意すべきポイントがいくつかあります。
それは、
- 薄手でハリのある生地を使ったアイテムを出来るだけ選ぶ
- レイヤード前提でサイズを確認して選ぶ
です。
①薄手でハリのある生地を使ったアイテムを出来るだけ選ぶ
スプリングコートは先述しましたが、薄手で軽やかな生地のコートを指します。
生地が薄手のコートが多く売られていますが、落とし穴があります。
それは生地にハリが無いという事です。
ユニクロのブロックテック素材のようにハリが強すぎるとかえって生地に厚みと硬さが増すので、アイテム自体がより大きく見えてしまいます。
生地のハリが無い状態だと今度は着た時にクタっとしてしまうのですよね。
そうすると華奢な部分を思いっきり拾ってしまったりメリハリの無い印象を与えてしまう原因にも繋がります。
生地が薄くても強めの糸をしっかり通して全体にハリを持たせているアイテムを選ぶのがおすすめです。
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シャツのように軽くてハリのあるタイプライター生地やシワが付きにくいギャバジン、ハリとコシのあるサマーウールを使用したアイテムが具体的におすすめな素材です。
②レイヤード前提で振り切ったサイズを選ぶ
春先のコートは体温調整の為に複数の服を重ね着(レイヤード)する事が多いと想定されます。
春アイテムをレイヤードする事によって薄い生地同士が重なり合い、綺麗なドレープを生み出すのでコーデ全体スタイルなど綺麗に見えます。
それにスプリングコートは薄手で大振りなデザイン、そして大きめのサイズ規格が多いため、コート下の空間を埋める目的でもレイヤードを考えて選んだ方が良いです。
普段よりも大きめを選んでみる事や膨張色を選んでみるなどを意識し、中途半端なサイズ感を選ばない事が重要です。
大きめのアウター類をコーデに使う際に空間を補填した方が良い理由はこちらにまとめてあります。
2020春のメンズコートおすすめ
2020年のメンズアイテムには、ミリタリー・ワークテイストがフォーマルにミックスされてきていると実感しています。
ミリタリーが由来のトレンチコートが人気を博していたり、ワーク由来のタイロッケンコートが指示を得ています。
フォーマルなステンカラーデザインに撥水性や雨風を凌ぐ事が可能な機能性をふんだんに使用したマッキントッシュ関連のブランドがメンズファッション雑誌に数多く登場しているのも納得いきます。
よって春のメンズコートは機能性に特化したコートやワークミリタリーテイストが含まれているコートが旬で尚且つ使いやすいと言えます。
メンズコートはどこかしらお堅いイメージや「もうちょっとラフな感じが良いな」と思う場面があります。
特に軽やかで華やかな季節性を持つ春は少しラフな雰囲気があると使いやすいです。
①アダムエロペ マルチモチーフステンカラーコート
シルクとサマーウールを使ったコートで、生地が薄くて軽やかなのが特徴です。
ドロップショルダーなので余計に肩幅を強調させない作りとなっており、混合糸によって生地にハリと深みのある色を出してくれています。
②アダムエロペ×【NIKKE】CELL SERGE レイズドネックコート
こちらは個人的に特におすすめなアイテム。後述しますが、ミリタリーテイストとスラックス調の生地感がバランス良く施されています。
デザイン性が高く大振りなので難しそうに見えるアイテムではありますが、不思議と収まりが良いので着る人を極端に選ばない印象にあります。
素材は日本軍や現在の制服にも使用されている日本を代表する毛織メーカー[NIKKE]のシンセティックファイバーとウールとなっています。
ワークアイテムのような強靭さがありながらもスラックスのような柔らかさがあって、着心地と見栄えが綺麗です。
③PUBLIC TOKYO 極 バルマカンコート
パブリックトウキョウはユナイテッドトウキョウよりもややタイトめな作りをしており、素材にもこだわりがあるので長く使えるブランドだと感じています。
バルカマンコートは別名ステンカラーコートとも呼ばれ、一般的にはステンカラーコートが馴染みがあるかと思います。
英国ではステンカラーコートと呼ばれ、それ以外の各国で呼ばれている名がバルカマンコートです。
こちらはどちらかと言うとステンカラータイプと言うよりトレンチコートに似た前襟の作りとなっています。
生地にハリがあるものの、一般的なトレンチコートより生地の薄さと柔らかさがあるので、着用時にコートだけが浮いて着られている感が軽減されますし何よりリバーシブルなのが嬉しいポイントです。
④NUMBER (N)INE 2WAYストレッチ トロピカル マキシロング ルーズガウン
【NUMBER (N)INE】《別注》2WAYストレッチ トロピカル マキシロング ルーズガウン / スプリングコート
コートというよりはロングカーディガンに近いアイテムですが、ダーツが施されていたりサイドスリットが含まれていたりとコートと同じ感覚で使用する事ができるハイブリッドなアイテムです。
「カーディガンだと物足りない、でもコートだとやり過ぎだな」と感じる時に使用すると程よく収まるアイテムです。
全体的にルーズなシルエットで作られていますが、サラッとした軽さと艶感のある質感に薄手だけどハリのある生地なので思ったより大きく感じない着用感です。
前見頃にあるショールカラーのような襟が縦に長く伸びており、スタイルアップに効果的です。
春のメンズコートをピックアップ!
ここまで春のメンズコートの大まかな説明と具体的にどんなコートがおすすめなのか?お伝えしていきました。
ここからは特に2020年現在で旬なデザインのメンズコートをピックアップしてお伝えしていきます。
それは、アダムエロペ×NIKKE(ニッケ)のスプリングコートです。
私はベストとセットでレイヤードすることをおすすめします。
ADAM ET ROPE’【NIKKE】CELL SARGE タクティカルベスト
使用されている素材は120年もの歴史ある国内毛織ブランドであるNIKKE(ニッケ)でして、官公庁・一般企業・消防隊・学校等の制服に主に使用されているほど耐久性や質の高い毛織メーカーとの事。
トップメゾン(数々のハイブランド)の生地も手掛けている生地メーカーです。
アダムエロペと協業して今回5アイテム(テーラードとパンツのセットアップ・コート・ベスト・シャツ)をブラックとホワイトそれぞれ展開しています。(今回2回目の協業)
ブランドアイテムでは無い事や、国内製造なので価格を抑える事が出来ているとのこと。
コートが3万円台と、見た目からは全く想像出来ない価格展開なのが驚いた内容でした。
①メンズアイテムでは中々見られないホワイトカラー
私もそうなのですが、メンズコーデはブラックや落ち着いた色合いを好む傾向があります。
特に春先は季節性もあってか暗めのカラーに飽きている新鮮な色も試してみたいと感じている方も多いかと思います。
ホワイトカラーはブラックと同じ無彩色なので一見取り入れやすそうに見えますが難しいです。それは真っ白なホワイトがほとんど取り扱われているからです。
こちらのアイテムはベージュやグレイに近いホワイトカラーをしています。
これがメンズアイテムでは中々遭遇しない色合いなのですよね…。
真っ白な色合いはブラックと同様、立体感を出しにくい色なのでコーデの面積を占めると一気に難しくなる色です。
なのでこれまではグレイやベージュ・クリーム色といった色合いをホワイトカラーの代わりに選んでいました。
それがワークミリタリー的な雰囲気を覗かせるような絶妙な色加減で、ホワイトに抵抗がある方でも着てみると良さが分かります。
②レイヤードしやすい仕立てと現代風なデザイン
ブラックカラーまたはホワイトカラーをコーデに多く取り入れる際に立体感を生ませる事が重要だとお伝えしてきておりますが、レイヤードが立体感を得やすい方法の1つです。
「レイヤードって重ね着だから、複数のアイテムを重ねていけば成り立つんでしょ?」と思うかもしれませんが、意外と身体にフィットしなかったり生地がよれたりする事が多々あります。
アダムエロペのコートは生地が薄くてハリがあるため、コートとベストをレイヤードしてもお互いが干渉する事なく重なってくれるメリットがあります。
レイヤードを行う際は着用時に出来るだけアイテム同士が干渉(段差が起きない)しないように配慮すると上手くいきやすいと感じています。
ベストに関してはスタイリッシュな現代風にアレンジされていて、ボタンやポケットの段差などほぼ見られない作りです。
コートも同様、比翼仕立てでネックは高く設計されており、ジップを締め切っても襟が立ちますし開けると綺麗に襟元が開くようになっています。
③ブラックはよりモードで無骨に、ホワイトはクリーンで美しく
アダムエロペ×ニッケはどのアイテムもホワイトカラーが人気のようで、オンラインでは売り切れが目立ちます。
ブラックも試着して見たのですが、ホワイトよりモード感が強い印象を受けました。
元がM-65などの陸軍モデルを今風にアップデートして作られたアイテムとの事で、無骨さがより際立ったカラーです。
ジャストサイズを選ぶとスタイリッシュでベーシックですが、よりオシャレな雰囲気を出すには大きめのサイズを選ぶ方が良いですね。
対してホワイトは全体的にフォーマルさが際立つ印象があり、今季発売されているCULLNIを彷彿させるような美しさがあります。
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④着る人によって雰囲気が変化するコート
アダムエロペ×ニッケに限らず、薄手の大振りのコートは着る人によって雰囲気が変化する印象を受けます。
今回のコートは背が高い人が着用するとコートの長さとネックの高さが相乗効果を果たしてスタイリッシュに。
背が低い人はオーバーサイズでモダンな雰囲気に。
163cmの私が着用した感じはこちらです。
無駄に手を加えず、シンプルに羽織らないと難しいアイテムですが面白みがあります。
膝下丈でも全然問題ないコートの作りとなっています。
ワークミリタリー・フォーマルに統一するなど、生地感・デザイン・合わせるアイテムを極端に間違えなければ大きめのスプリングコートでも上手くいきますね。
まとめ
今回は春のメンズコート(スプリングコート)はどんな風に選べば良いのか?具体的にどんなアイテムがおすすめなのか?詳細をお伝えしていきました。
春の季節は短いので中々服を選ぶのが難しく感じるかと思います。
スプリングコートは薄手の生地でレイヤードしやすいアイテムの1つなので、選び方によっては秋・冬に継続して使用可能なアイテムです。
ぜひ春のメンズファッションを楽しんでください!!
購入したお店👇
公式サイト(ADAM ET ROPE’)
渋谷パルコ店(ADAM ET ROPÉ SHIBUYA PARCO (HOMME) )