コーチジャケットのメンズコーデ(着こなし)はサイズ感と、ある「ひと工夫」が大事です!
コーチジャケットはメンズファッションの中でも人気アイテムの1つ。
コーデに取り入れる事で一気に男らしさやストリート感を出す事が出来ます。
クリーンなストリートファッションがトレンドとなった、2017年辺りから爆発的な人気となりました。
https://www.wwdjapan.com/371831
しかし、コーチジャケットは着こなすのがちょっと難しいアイテムでもあります。
「なんだか子供っぽい」「似合わない…」と思った事はありませんか?
小柄な私は特にそう感じていました。しかし、着たい洋服が着れない事が悔しくて様々な試行錯誤を繰り返しました。
今では、やっとましになって解決してきました。
一見メンズコーデに着こなすのが難しいコーチジャケットですが、サイズ感とあるひと工夫の「ドローコードを絞る」事が着こなしのカギとなります。
結論からまとめますと、
サイズ感
1.普段着用サイズよりも大きめのサイズ感を選ぶ。ですが、体型に違いがあるので試着は必須!
2.着丈が長め、袖まわりが細めの部分的なサイズ感を選ぶ。
ひと工夫「ドローコードを絞る」
1.バルーン・コクーンシルエットを目指す。
2.コーデにメリハリがつく。
3.典型的な着こなしでは無くなり、差別化が進む。
より詳しく、実践例も踏まえてお伝えしていきます。
なぜコーチジャケットは着こなしが難しいのか?
まずここを抑えておくと着こなしに理解が深まります。
なぜコーチジャケットの着こなしが難しいのか?といいますと、元々どんな用途で人々が使用していたか?で分かります。
それは、
元々スポーツ観戦時や屋外の作業服としてデザインされたコーチジャケットがファッションとして80’s〜90’sにて人気となったアイテムだからです。
それにアメカジとして最初は普及していたのですから、カジュアル全開なアイテムという訳です。
外国人は彫りが深いです。よって年齢よりも大人っぽく見られます。
更にリーチがあり、体格も元々が大きいのでカジュアルで若々しい=子供ぽいコーチジャケットはバランス良く似合う訳です。
よって童顔で年齢よりも若く見られがちでリーチも少ない傾向にある日本人メンズはコーチジャケットによってよりカジュアル感のあるコーデになってしまう。という事です。
「コーチジャケットはえりも付いていてシャツっぽいのにどうして?」と思う方もいらっしゃるかもしれません👇
確かにえりは付いていますが、元々作業用として使われていた服なので素材が耐久性のあるナイロンやポリエステルといったスポーティーな素材感なのですね。
また、動きやすさを重視していますので全体的に大きめのサイズ・シャツの作りとは離れているデザインがシャツとは異なる要素として大きく働いているからです。
なので、
・シャツ感覚としてでは無く、スポーツウェアの認識で注意して選んでコーデしていく
必要があります。
シャツは注意しなくても大人っぽく着こなしやすい。スポーツウェアは一気に子供っぽくなるという認識です。
コーチジャケットを着こなすポイント[サイズ感]
では、メンズコーデの中でコーチジャケットを着こなすポイントを大きく2つ先述しました👇
サイズ感
1.普段着用サイズよりも大きめのサイズ感を選ぶ。ですが、体型に違いがあるので試着は必須!
2.着丈が長め、袖まわりが細めの部分的なサイズ感を選ぶ。
ひと工夫「ドローコードを絞る」
1.バルーン・コクーンシルエットを目指す。
2.コーデにメリハリがつく。
3.典型的な着こなしでは無くなり、差別化が進む。
まずはその中の「サイズ感」を2つ詳しくお伝えします。
1.普段の着用サイズより大きめのサイズ感を選ぶ
コーチジャケットはジャストサイズの方が大人っぽく着こなせるのでは?と思うかもしれません。
確かにそれは一理あると思っています。
私個人的にはコーチジャケットの良さを活かすことと、無理やりサイズ感をジャストに持ってこなくても良いと思っています。
ファッションコーデにおいてメリハリが重要ですし、中途半端がイマイチ似合わない状況を作りがちなのであえて振り切ります。
コーチジャケットを普段のサイズよりも1サイズアップまたはオーバーシルエットの記載のあるものを選ぶと良いです。
よって、レイヤードしやすくもなりますし、コーチジャケットの良さ(ストリート感・無骨さ)を活かす事が出来ます。
ジャストサイズを選んで着用し、Iラインシルエットの大人っぽさを出すのも良いですが、コーチジャケットらしさのあるYラインシルエットを出すとメリハリが付きやすいです👇
https://otokomaeken.com/mensfashion/16760/2
特に低身長の方は小柄さを緩和させるためにややオーバーサイズのアウターを着用すると肩幅や線の細さをカモフラージュ出来るので頭だけ大きく見えてしまう事が少なくなります。
身長や体格にもよるのですが、ジャストサイズのコーチジャケットを探すのは案外難しいです….。以前よりもキレイ目寄りなデザインは多く出てはいますけどね。
元々大きめの作りが多いコーチジャケットで袖部分や全体的なサイズ感が大きすぎて着せられている感が出ないのか心配になるかもしれませんが、後述する内容で上手く調節する事が可能です。
2.着丈が長め、袖まわりが細めの部分的なサイズ感を選ぶ。
先ほど、コーチジャケットの良さを活かす為にも大きめのサイズ感にする事をお伝えしましたが、「着せられている感」を軽減する必要があります。
よって、着丈が長め・袖まわりが細めの部分的なサイズ感の調節が必要です。
ですね。
コーチジャケットの良さを取り入れつつ、着せられている感を軽減する為に部分的なサイズ感の調節を行う。よってメリハリとスタイルアップの要素を取り入れるといったところです。
もっと具体的に言いますと、袖の部分的なサイズ感は手首にかけて細くなるテーパードタイプがメリハリをつけやすいのでより上手く調節しやすいです👇
反対にリブや絞りを用いているデザインはカジュアルテイストが結構強くなるのでオススメしないですね。
コーチジャケットを着こなすポイント[ひと工夫]
では、サイズ感以外にも重要な要素であるひと工夫「ドローコードを絞る」点について詳しくいきます。
ドローコードはコーチジャケットの裾にあるヒモで縛れる部分です👇
本来は風や土ぼこりなどが中に侵入しない様に遮断する為にあります。
モッズコートやレインコートにも見られますね。
このドローコードを絞る事で着こなしにメリハリを付けやすくなるのと同時にサイズ感の調節から魅せ方まで良くなります。
ひと工夫は何を目的に行うのか?どんなメリットが得られるのか?3つお伝えします。
1.バルーン・コクーンシルエットを目指す
以前、ロングコートを選ぶ基準の1つとしてコクーンシルエットが大事である事をお伝えしました👇
コクーンシルエットだと裾とパンツに段差が少なくなって一体感が生まれやすい=スタイル良く見えやすいという要素です。
バルーンシルエットはコクーンシルエットとほぼ同義語と捉えてよいですね、
バルーンシルエットとは風船型のシルエットのこと。丸く膨らんだシルエット。トップスでもボトムスでも裾(すそ)がポイントで、絞る、あるいは、中に織り込まれたようなデザイン。バルーンラインとも言う。 ほぼ同義としては、エッグシェイプやオーバルライン、カクーンシルエットなどがある。ファッションプレス
この要素をコートだけでは無く、ブルゾンなどのアウターにも活かせるのでは?と考えました。
実際にmy beautiful landlet (マイビューティフルランドレット)ではバルーンシルエットのアウターが良い出来です👇
OVIE STUDIO My Beautiful Landlet チノバルーンコート
オーバーサイズの作りが特徴的なラッドミュージシャンでも似たような作りのアウターが出ています👇
https://ameblo.jp/ray-takasaki/entry-12323906554.html
また、160cmの小柄な体型でオシャレに着こなしされているWEAR qsssyさんは、以下のコーデを見てみると分かるのですが、割と色もので大きめのサイズ感でもオシャレにコーデが成立していませんか?👇
https://wear.jp/yuusaku12081/9731962/
オーバーサイズのアウターでも綺麗にまとまり、大きめのサイズ感の割にはスタイル良く見える理由は、元々のデザインがバルーンシルエットまたはコクーンシルエットだからなのですよね。
それも袖や裾がキュッと細くなっているラインである事が共通しています。
2.コーデにメリハリがつく
実際にコーチジャケットの実践的なコーデを例に挙げながらお伝えしていきます。
私はGUのオーバーサイズコーチジャケットを良くコーデに取り入れますが、Sサイズでも着丈68cm、身幅122cmと通常より大きめに作られています。
身幅・袖まわりは大きめですが👇
手首にかけて細くなるシルエットとドローコードを絞るひと工夫で着せられている感を軽減したサイズ感にてコーデが作れます。
実際にコーデにメリハリが付き、ダボっとした着せられている感が軽減しました。
左がドローコードを絞っていないパターン。
右がドローコードを絞るひと工夫を行ったパターンです👇
全体的に袖と裾がバルーンシルエットぽくなった事によって、シルエットのダボつき感が軽減してサイズ感が調節されているのが分かります。
ほんの些細な変化ですが、着こなしに与える印象の変化は大きいです。
3.典型的な着こなし➡︎差別化のある着こなしへ
コーチジャケットはメンズに人気のあるアイテムであるが故に、マス化してきています。
耐久性があって着やすい事やデザインが男らしい・ストリート感がある便利なアイテムだからとも言えますね。
結果的に典型的な着こなしが目立ちやすくなっています。
フロントを開けた着こなしやパーカー×スキニー×コーチジャケットの王道パターンなんかですね👇
https://wear.jp/sasatoshi/11934054/
https://wear.jp/sarurukku/13731478/
似合っている方も多いですが、同じ雰囲気も多い(着こなしパターンが限られてくるアイテム)ので少しの変化でも差別化する事が大事です。
プラスαとして、シャツのドレッシーな感じに近づける為に、フロントは開けずに襟元まで閉めてキッチリ感を出した方がより子供っぽさは軽減出来ます。
まとめ
今回はコーチジャケットのメンズコーデ(着こなし)についてお伝えしていきました。
私のような低身長メンズを含め、着こなし方が難しいコーチジャケットですが、
サイズ感
1.普段着用サイズよりも大きめのサイズ感を選ぶ。ですが、体型に違いがあるので試着は必須!
2.着丈が長め、袖まわりが細めの部分的なサイズ感を選ぶ。
ひと工夫「ドローコードを絞る」
1.バルーン・コクーンシルエットを目指す。
2.コーデにメリハリがつく。
3.典型的な着こなしでは無くなり、差別化が進む。
大きく2つの要素(サイズ感・ドローコードを絞る)にて着こなしやすさが変わってきます。
また子供っぽさを抑えながらコーチジャケットらしさ(ストリート感・男らしさ)を活かす事の出来るやり方ですので、無理にジャストサイズのコーチジャケットを探したりせずともオーバーサイズ感で問題ないと実感しています。
コーチジャケットのサイズ感や着こなしに悩んでいる方は参考にして頂けると嬉しいです。