「背が低いからオシャレがイマイチでモテない」
「スタイルが悪いから恥ずかしくて自信が持てない」
こんな悩みありませんか?
日本人男性が一度は抱くであろう、身長やスタイルに関する悩み。
僕は長年悩まされてきましたが、ファッションを起点にコンプレックスを解消出来ました。
今回は、”身長”にフォーカスしていますが、
外見上、全てのコンプレックスに応用可能な内容となっています。
身体のコンプレックス(身長)を解消するためにファッションは有効です。
背が低くて困っている方は、以下の方法で打破していく事が可能です。
1.背が低い=オシャレになれない・モテないといった誤ったズレを認識する
2.背が低くてもオシャレな人の情報をSNS等から蓄積する
3.スタイルが良く見えやすいコツを自分のコーデに取り入れる
今回の内容を応用すると、以下のように変化することも可能です。
1.オシャレ(他の方法もOK)で、身体のコンプレックスが気にならなくなる
2.魅力的な自分になって自信がつく
3.歳を重ねても自分に合った方法やコツを開拓できる
■筆者プロフィール
理学療法士(登録番号:147059号)を6年。
リハビリや運動は、メンタルや心の変化が重要と実感。
心理学を学び、認知行動療法と一緒にリハビリを提供する。
回復期リハビリテーション、整形外科クリニック、訪問リハビリを経験。
理学療法士の傍ら、陣頭指揮者として店舗売上を半年で30%以上向上させる。
個人ブログは年間8万PVを達成。
医療福祉業界からIT企業の企画職へ転職成功。
独学で絵を学んで1年で絵が売れる。画家として活動を始める。
メンズファッションで背が低くて悩んでいる人は非常に多い
僕は大きくならない身体を横目に、親からこう言われて思春期を過ごしてきました。
「背が低くても気にしなくていい」
「そうやって悩んでいるからダメ」
こうして身体のコンプレックスは呪いのように染み付きます。
ですから「簡単に済ませられるものではない」と思いませんか?
背が低くて悩んでいる男性は、非常に多いです。
生物学上、強くて大きなオスは生存本能に長けているので仕方がないことかもしれません。
ですが人間は身体の大きさが生存に直結するとは限りませんよね?
恐らく、メディアや華やかな芸能界などのイメージが強いのでしょう。
ファイザー社では、身長に対しての調査を行っており、以下のように子供の頃からコンプレックスを持っている人が多いこと分かります。
低身長の子どもをもつ親と本人への低身長に関する意識調査 身長が低いことで嫌な思いをしたことがある子どもが約8割 6割以上は、身長が低くなかったら生活は違ったと回答
もし身体のコンプレックスが人生の邪魔をしているのなら、僕のように少しずつ剥がしていかないといけません。
ファッションを適切に活用すれば、確実に身体のコンプレックスを変えられます。
でも、背が低い=オシャレになれないと感じている以上、コンプレックスを解消するスタートラインに立てません。
ですから、まずは心のズレを変えていきます。
[STEP1] 背が低い=オシャレになれないという心のズレを認識する
コンプレックスを気にしていると過去の僕のように、以下の気持ちが湧いてきます。
「オシャレになれないのは背が低いから」
「どう頑張っても服が似合わない」
「だから自分は魅力が無い」
身体のコンプレックスのせいにしていると、何もかも上手くいきません。
僕は心のズレと呼んでいます。
このズレに気づけていないと、仮にオシャレになっても自分に満足する事ができません。
自信が持てません。
「自分はまだダメだ」
「オシャレになってもモテない」
という卑屈な気持ちになります。
身体のコンプレックスは、以下の心のズレを認識するワークが第一です。
背が低い=オシャレになれないという、心のズレを認識するワーク
目的:自分の思考を客観的に見つめ直し、根本的なズレを認識すること
1.日常で上手くいかなかった原因を言語化してみる
2.原因はコンプレックスのせいになっていないかチェックを付けてみる
3.悩む回数が多いのか?深く悩んでいるのか?確認する
1.日常で上手くいかなかった原因を言語化してみる
まず、自分がどれくらいコンプレックスを意識してしまっているか知るために言語化することをお勧めします。
日常の中で上手くいかなかったイベントを発見したら、「その原因ってなんだっけ?」とすぐに頭に浮かんだものを言語化しましょう。
例えば過去の僕ですと、以下のような思考回路でした。
女性と楽しく会話が出来なかった→それは僕のトーク力が低いからだ→背が低い男性だから相手の気持ちが乗ってこなかったのでは?
パーティーでオシャレをしてきたのに「可愛い!」と言われた→小柄だからそう褒めるしかなかったのかな?
という感じです。
最終的な原因が、自分のコンプレックスに直結しているかどうか?少しでもよぎるようでしたら心のズレがある可能性が高いです。
2.原因はコンプレックスのせいになっていないか?
ワーク1で書き出したことを、バーっと並べてみましょう。
原因がコンプレックスに少しでも被っていたらチェックを付けて、普段の生活でどれくらいコンプレックスを意識して過ごしているのか客観視することが大切です。
なぜなら、自分のことはかなり意識しないと気づく事が出来ないためです。
・ダサいからファッションに気を遣わないといけないのか?
・コンプレックスを気にしているからオシャレになれないと思っているのか?
自分が具体的に何に困っているのか分からないと対策が打てません。
ちなみに僕は「コンンプレックスを気にしているからオシャレになれないと思っている」事が判明した為、ファッションに気を遣うのではなく考え方を変えていく練習をすることにしました。
もしかしたら、あなたはもうオシャレなのかもしれません。
しかし、コンプレックスに直結する思考回路をしている事で「もっとオシャレにならないと」という不満に陥っている可能性だってあるわけですね。
3.悩む回数が多いのか?深く悩んでいるのか?確認する
あなたが「背が低い事でオシャレになれていない」という思考回路になっている事がある程度分かったなら、悩みの頻度と強さを把握しましょう。
・「あー、もう少し背が高かったら着たい服が着れるのに」というような悩む回数が頻繁に起こるのか。
・「結局、背が低いから舐められるんだ」と、一日中考えるような深刻な悩みなのか。
あなたのコンプレックスに対する悩みの色を区別します。
悩む回数が多い場合、回数をこなすことでコンプレックスに対するズレは解消しやすいです。
深刻すぎる状態であれば、大きな成功体験をしないと中々コンプレックスに対するズレが解消しづらいです。
STEP2では、回数をこなしてコンプレックスに対するズレを解消していく流れをお伝えしていきます。
[STEP2] オシャレなメンズを参考にする
STEP1で「背が低い=オシャレになれない・人生が上手くいかない」という自分の心のズレを認識したら、STEP2を繰り返して考えを変えていきます。
それが、背が低くてもオシャレに見えるメンズを情報収集していくことです。
大事なことは、同時に背が高くてもオシャレに見えない・スタイリッシュに見えないメンズもチェックしていくということです。
なぜなら、背が低い方は高身長メンズがオシャレになりやすいイメージを潜在的に持っていることが多く、「やっぱりオシャレに見えるのは背が高い人」と考えてしまうため。
オシャレは身長だけが関係している訳ではないということを自分の頭で理解しておくことが重要です。
例えば背が低く見えるけど実は高身長だった。背が高く見えるけど実は低身長だった。という経験はお持ちではありませんか?
「背が高く見えるけど実は低身長だった」というケースは芸能人やモデルに多いです。森田剛さんは164cmほどの身長と言われていますし。
https://spice.eplus.jp/articles/261729
※芸能人は顔がめちゃくちゃ小さいっていうアドバンテージはありますが。
背が高く見えるということは、実際の身長よりも大事なことなのです。
180cm超えていても「この人、175cmくらいかな?」と見られるのはビミョーではありませんか?
165cmだけど、シャキッとしていてスタイリッシュな出で立ちの方が素敵です。
まず、背が低いメンズでオシャレな人を見ていきましょう。
こちらは160cmの方です。
以下は164cmの方です。
共通点はコンパクトにまとめられていて、要所要所でメリハリが付けられていること。
例えば、色を統一する・大振りなアイテムはタックインやどこかしら絞っているシルエットとして調整してますね!
次は、背が高くても何故かスタイリッシュに見えないメンズです。
こちら170cmの方です。
以下は180cmの方です。
共通する事は、上下共にボリュームのあるコーデ・メリハリをつける箇所がないことですね。
また、色(濃淡や色合い)の配置がバラバラで統一感がないことも分かります。
雑誌やSNSなど様々な媒体を通して、上手くいきやすいパターンを自分の中に蓄積しておきましょう。
この時、以下のポイントを抑えておくと費用対効果が上がります。
・背が高そうに見えるけど、背が低かった人はどこでそう判断出来たのか?
・背が高いのにスタイリッシュに見えない人はなぜ?
・背が低いけどオシャレな人はどこがオシャレに見えるのか?
「背が低くてもオシャレなメンズになるワーク」
目的:背が低くてもオシャレな人の特徴を知り、自分に取り入れるポイントを知っておく。
1.背が低くてもオシャレなメンズをインプットする
2.高身長でもそれほどスタイリッシュに見えないメンズを知っておく
3.両者でそう感じた共通点を明確にしていく
4.良いポイントだけ取り入れるようにメモしておく
STEP3では、背が低くても高く見せる具体的なポイントをお伝えしていきます。
[STEP3] 背を高く見せるファッションポイント
僕は身長が163cmではありますが、168cm前後に見られる事が多いです。
しかし、最初からそうだった訳ではありません。
実際の身長よりもスタイリッシュに思われる時、そうでない時を分析していたからです。
「この差はなんだったのだろう。パターンがあるはず」と考えてきました。
他にも、背が低いメンズでオシャレな人のパターンを見てきました。
結論、背が低くても背を高く見せるポイントは3つあります。それが以下の通りです。
1.色の使い方
2.デザインの組み合わせ
3.姿勢改善
背が低い人が背を高く見せたい場合、体を大きく縦長に見せないといけません。
例えば上半身に引き締まる色を持ってくると体が小さく見えやすいですし、横に大きすぎるデザインの服だと縦長に見えません。
3つのポイントを意識するだけで、実際の身長よりも背が高く見られやすくなります。
詳しくお伝えしていきます。
1.色の使い方を知る
頭の上からつま先にかけて、どのような色を配置していくのか?
色の濃淡をどうしていくか?によって、スタイリッシュに見えるかどうかが左右されます。
「色彩の芸術家」に近づくための配色理論(基礎知識&色彩心理)
今回は色の使い方に限定して、背を高く見せるポイントをお伝えします。それは以下の通りです。
1.上は明るめの色を、下にかけて暗めの色を配置する
2.モノトーンコーデには、アクセントカラーを複数配置する
3.白黒の無彩色ではなく、濃いまたは薄い有彩色を使う(シックなブルーやパステルカラーなど)
4.白黒の無彩色は、濃淡を落としたものがおすすめ(墨色やクリーム色など)
5.膨張して見えやすい白色は、足元や頭部に使う
ファッション雑誌等で言われている「〇〇すべき」論は、そこまで気にしなくて良いです。
以下が実際に取り組んでみて上手くいったポイントです。
1.色は何色までというルールは不必要。
2.色のトーンを統一さえすれば、意外とコーデがまとまる。
- パステルカラーで全身を統一する
- シックなモノトーンカラーでコーデを構築する
3.自分の体より大きな服でも、色の面積を調整すれば問題なく着こなせる。
- シックな色で全身を覆う
- 大きな服の面積を少なく見せる
例えば無彩色である黒一色のコーデはのっぺりした印象となり、立体感が生まれにくいです。背が高い人は更に良いですが、僕のように身長165cm以下ですと工夫が必要です。
以下のように、スラックスにクッションを入れたりレイヤードを入れたりして立体感を出します。
https://www.pinterest.jp/pin/71494712822632236/
色付きのボタンや、バッグやアクセサリーをアクセントに加えることも良いポイントです。
他には、明るい色と濃い色が統一感なくバラバラに配置されていると、以下のように視線が分散されすぎてスタイル悪く見えやすいです。
https://www.pinterest.jp/pin/776448791999219631/
僕のように165cm以下の方は「明るい色はシャツとパンツへ、濃い色は帽子や靴へ」と近い色同士をまとめて配置してあげたほうが良いです。
2.デザインの組み合わせ
服のデザインは沢山あります。
ゆったりとしたデザイン、細身に作られたデザイン、柄や装飾の入ったデザイン、色使いが大人っぽいデザイン、華やかなデザインなど。
https://www.pinterest.jp/pin/14707136270381000/
背を高く見せやすいデザインを活用するコツは、以下の通りです。
1.セットアップはまとまりがあって背が高くなりやすい
- 華奢に見えないよう、肩パッドはあった方が良い
- 丈は長すぎず短すぎず
2.目立ちやすいデザイン✖︎落ち着きのあるデザイン
- ミリタリーのジャケット×ドレスのパンツ
- ボリュームのあるジャケット✖︎シンプルなスラックス
3.縦にデザインの入ったものを取り入れる
- ストライプ柄のセットアップ
- アウターの下に丈の長いインナーを忍ばせる
4.オーバーサイズを選ぶ際、メリハリのあるデザインを選ぶ
- ハリのある生地
- 全体的にスッキリした印象を優先
デザインに関して、以下のようなコーデだとスタイリッシュに見せやすいです。
https://www.pinterest.jp/pin/650066527450370952/
https://www.pinterest.jp/pin/650066527444937481/
https://www.pinterest.jp/pin/650066527459712571/
3.綺麗な姿勢を常に意識する
理学療法士として何百人以上の方へ運動指導やリハビリ提供をしてきました。
その人の身体のクセや姿勢はパッと見で分かります。
以下の項目に当てはまる方は、余計に身体が小さく見えやすいです。
1.猫背の人
- 身体の前筋肉が弱くなり身体が次第に丸まってくる。筋肉の柔軟性も下がり、実際の身長よりも小さく見える。
2.骨盤が開いている人
- 腹筋が弱くなりやすく身体がダラリとなりやすい。O脚にも繋がる為身体が小さく見えやすい。
3.巻き肩が強い人
- 胸の周囲が前に縮こまりやすくなって、猫背にも繋がりやすい。
4.普段から力みやすい人
- 全体的に身体の柔軟性が低くなりやすく、ギュッと縮こまって見えやすい。よって身体が小さく見える。
日本人にはいわゆる以下のようなスウェイバックが多く、全体的に前重心です。
背中が丸くなっているのが、イラストを見てわかるかと思います。
スウェイバックですと遠近法で顔が大きく見えますし、姿勢が下へ下へと下がっていきます。
僕も昔は力みやすく、スウェイバック姿勢になりがちでした。
理学療法士の経験を積み重ね、研究しながら姿勢を良くしていきました。
姿勢が変わると自然と前向きになるだけではなく、人から話かけてもらって、良い縁を運んでくれます。
「姿勢が綺麗すぎたので声をかけました!」と言われた時は、非常に嬉しかったですね。
こういうイベントが更に自分軸を作り、自己肯定感が高くなって自信がつくのですよね。
実際にやり続けて、姿勢が良く見られやすくなったワークを今後追加でお伝えしていきます。
まとめ
身体のコンプレックス(身長)を解消するコツをお伝えしていきました。
身体のコンプレックスを解消したい場合、初歩的な段階から初めていきましょう。
ザックリとした流れは、以下の通りです。
1.「背が低い事はいけないこと」という、誤ったズレを認識する
2.日頃から背が低いメンズでオシャレな人をインプットする
3.背が高く見られるオシャレのポイントを知っておく
- 色の使い方
- デザインの組み合わせ
- 姿勢改善
4.繰り返しワークしていく
正しく理解して、考え方を少しずつ変えてみる。
知らないことを知ってみる事が重要です。