もうこれで悩まない!メンズワイシャツの選び方と着こなし方のコツ
メンズファッションの中心的な存在となるワイシャツは四季を問わず着用出来る汎用性の高いアイテムです。
春にはアウターとして、冬にはインナーとして、時にはポイント使いとしてコーデに活躍させる事が出来ます。
しかし、汎用性の高いアイテムだからこそ色んなブランドから販売されており、襟元・シルエット・サイズなど多くの種類によってシャツ選びに難儀する事が凄く多いですよね。
膨大な量のデザインや形の組み合わせが存在するワイシャツはいくつかのコツを抑えておく事で、少ない労力と短い時間でオシャレな選び方や着こなしが出来る様になります。
- 「ワイシャツはどんな組み合わせや着こなしがオシャレに見えるのか知りたい」
- 「メンズのワイシャツはどんな基準で選べば良いのか分からない」
- 「ワイシャツは型やサイズなどいろんな種類がありすぎて選べない」
といった悩みにフォーカスして、メンズワイシャツの選び方と着こなし方のコツを詳しくお伝えしていきます。
- メンズワイシャツはレギュラーカラー・スタンドカラー・オープンカラーの特徴と見え方を知っておけば十分です。
- ワイシャツを着こなす際、着丈と袖丈部位のバランスが重要です。
- 失敗談と成功パターンをお伝えしますので選び方や着こなす時に極力ミスを回避出来ます。
- より大人ぽいシャツを選ぶポイントは、ホリゾンタルカラー
メンズワイシャツは襟元で雰囲気を変える
襟・カフス・シルエット・生地・柄…。
ものすごく膨大な量の組み合わせが存在するメンズワイシャツは、選ぶ時に難しさを感じるかと思います。
私は一体どれが自分に合わせやすいシャツなのか何時間も悩んで選んだ記憶があるくらいです。
メンズワイシャツで初めの内に最低限抑えておくポイントは襟です。
シャツは襟の形によって大きく印象が変化しやすいと言われています。
例えばシャツの襟が大きいと、襟元に目線がいきますから全身がスラっとして見えます。
襟が無いシャツだと全体の主張を抑えられる反面、単体だとちょっと寂しく感じます。
まずはレギュラーカラー・スタンドカラー・オープンカラーの特徴を抑えておいて、作りたい印象やコーデに応じて選んでみると良いです。
結論、レギュラーカラーは最もベーシックで、1枚でもインナー使いでも大人ぽい雰囲気になりやすい傾向にあります。
スタンドカラーはお堅い雰囲気のアイテムと組み合わせることで抜け感を出せ、カジュアル寄りな雰囲気です。
オープンカラーはオシャレな雰囲気を1枚で演出しやすく、モードで色気のある雰囲気となっています。
①レギュラーカラー
レギュラーカラーは定番の襟で、フォーマルな場に使用される事の多い襟です。
細身な形で首元を適度にカバーする立体的な形は、突出したデザインが無いので様々なアイテムとの相性が良いです。
それはベーシックなデザインで単体の個性が強すぎないからです。
ボタン無しのレギュラーカラーはカジュアルに見られにくいです。よって1枚で着用する場合でもレイヤードしても大人ぽさを取り入れる事が可能です。
1枚持っておけば、比較的どのタイプのアイテムとも組み合わせをしやすいのでオススメです。
デメリットはサイズ感を間違えると一気にだらし無く野暮ったくなってしまう事です。
②スタンドカラー
スタンドカラーはレギュラーカラーに見られる襟を外したデザインです。
襟元の高さを保っているものを主にスタンドカラーと言います。
レギュラーカラーよりも少し特徴的かつカジュアルですので、スタンドカラーをコーデに取り入れる方は思った程少ないです。
良さとしては、テーラードジャケットやカーディガンをoff使いとして取り入れたい時に便利なアイテムだということです。
例えば、テーラードジャケットにそのままレギュラーカラーシャツを合わせると抜け感が無いのでスーツスタイル寄りになってしまいます。
スタンドカラーを代わりに使う事で抜け感を演出し、オシャレになります。
デメリットもあります。
それは、顔が大きく見えてしまいやすいということ。
シャツはテーラードジャケットと同じく細身で身体のラインを取りやすい形状です。
肩幅が華奢でリーチが短いと、襟元のボリュームを無くす事で更に顔を大きく見せてしまいます。
対策としては、1枚で着用しない事です。
③オープンカラー
台座を用いず、ボディに沿うような形で外方向へ開く襟をオープンカラーとして認識します。
オープンカラーは、先述したレギュラー・スタンドカラーとは与える印象もデザインも異なります。
元は1940年頃に流行した、アヴァンギャルドなコーデに身を包んだ人々から。
ノームコア、クリーンさを重要視された数年前から一気に普段使いに取り入れやすくなったオープンカラーです。
重厚な雰囲気やシンプルなアイテムに華やかさをプラスし、1枚で着用してもモダンでオシャレな雰囲気を出しやすいタイプです。
現在でも取り入れる人が後を絶たない事から、気軽にオシャレしやすい便利なものであると伺えます。
メンズワイシャツを選ぶ基準
3つの襟を決めたら、あとはサイズ感に注目すれば十分です。
ワイシャツを選ぶ基準は襟の選択に加えて、サイズ感を意識することで合わせやすいシャツを選びやすくなります。
ワイシャツはハリのある生地で作られている事が多いですから、身体に出来るだけ沿わせないといけないです。
サイズ感を選ぶ基準に入れておく事で、この関係性に逆らうことなくオシャレなワイシャツ選びが可能になります。
2つのサイズ感に注目する
最初はジャストサイズを選ぶべき…….ですが、思った通りのサイズには出会えず、オーダーメイドじゃないと不可能ですよね。
袖丈と身幅の2点だけ気を付けておく事で、限りなく失敗を回避出来ます。
袖丈は手の甲よりも長くならないようにします。私は57cm前後を選んでいます。
カフス部分は生地が厚く、丈の長い袖だと、生地が弛んで見えてしまいます…。
身幅は細めを選ぶと良いです。163cmの私は55cm前後を選んでいます。
ワイシャツは着丈の長いものが多いですから、身幅を細くする事で一気にスタイル良く見せられます。
ただし、例外もあります。
オープンカラーは元のデザインによるものや、柔らかい生地で出来ているものが多いことにより、生地が余っても野暮ったくなりにくいです。よって全体的にゆとりを持たせても大丈夫です。
メンズワイシャツをより大人ぽく見せるには
ホリゾンタルカラーをオススメします。
イタリアンな開ききったカラーを控えめにしたようなカラーで、オープンカラーシャツ寄りのレギュラーカラーのような印象です。
ホリゾンタルカラーの最大のメリットは、レギュラーカラーのようなベーシックで使いやすいさながら、より大人ぽく上品に見せやすいところにあります。
ホリゾンタルカラーシャツの詳細は以下にまとめておきました。
https://sma09ll.com/archives/5493
メンズワイシャツの着こなし方
ワイシャツにパンツを組み合わせるベーシックなコーデは、サイズ感に気を付けていれば比較的簡単なので、アウターなど組み合わせる場合の着こなし方をお伝えしていきます。
レギュラーカラーシャツの場合、フォーマルなアイテム(テーラードジャケットやカーディガン、ダブルブレスト)と組み合わせる事を避けてみると案外上手くいきます。
ジャストサイズのレギュラーカラーシャツにミリタリージャケットと細身のパンツを合わせる着こなし方とかですね。
ミリタリージャケットは大きいサイズで低身長の方は着こなしが難しく感じるかと思います。レギュラーカラーシャツ×パンツの細長い軸によってミリタリージャケットの大きさを解消してくれます。
他にも、シャツにスカーフを入れてみる着こなし方もオススメです。
スタンドカラーの場合は、フォーマルなアイテムや首元にボリュームのあるアイテムと組み合わせてみます。
スタンドカラー自体がスッキリとした印象なので、ボリュームのあるアイテムと相性が良いです。
トレンドなセットアップとの着こなしもオススメです。
セットアップとスタンドカラーを組み合わせる着こなし方ですね。
セットアップにそのままシャツを合わせるとスーツスタイルですが、スタンドカラーに差し替えるだけで「この人はオシャレの為にコーデしてるのだな」と認識されやすくなります。
セットアップは低身長の方にはスタイル良く見せやすいアイテムです。
オープンカラーシャツの場合、サテンやレーヨンといった柔らかくて適度に重みのある生地が多いですから、全体的にゆったりとしたアイテムとの相性が良いです。
スラックスタイプのワイドパンツや、テーパードパンツを合わせて着こなせます。
オープンカラーのリラックスしたイメージと合わせて、ロング丈のカーディガンを合わせても上手く着こなしやすいと実感しています。
まとめ
今回はメンズワイシャツの選び方から着こなし方まで具体例を織り交ぜてお伝えしていきました。
メンズワイシャツを選ぶ基準は、
- 3つの襟(カラー) レギュラーカラー・スタンドカラー・オープンカラーの特徴を抑えておく。
- サイズ感は袖丈と身幅を細めに設定する。
を意識するだけで、使いやすい着こなしやすいシャツを手に入れやすくなります。
参考になれば幸いです。