ユニクロ×エンジニアドガーメンツ第二弾レビュー!フリースプルオーバーが買いな理由とは?
ユニクロとエンジニアドガーメンツのコラボ第2弾が登場し、人気アイテムは売り切れとなっている模様です。
ミリタリー要素やアメリカントラッドを詰め込んだ服作りが特徴のエンジニアドガーメンツですが、特に今回のコラボは人気が高い印象にありますね。
フリースアイテムを全部で4型展開しておりますが、デザイン性の高さと性別問わず着こなせる敷居の広さがさらに人気を博しているのではないかと。
店舗に行くと、男女問わず手にとっている方が多い印象を受けましたからね。
今回はそんなユニクロとエンジニアドガーメンツコラボ第2弾のアイテムから、
- 価格とデザインのバランスが良い
- フリースタイプでも着こなしやすい
バランスの取れたアイテムがありましたので詳細をお伝えしていきます。
ユニクロ×エンジニアドガーメンツはプルオーバーがおすすめ
結論からお伝えすると、今回のエンジニアドガーメンツとのコラボでは特にプルオーバーがおすすめです。
それはなぜかと言いますと、
- 価格とデザインのバランスが絶妙
- ベーシックなデザインで使いやすい
- サイズの選択によって雰囲気を変化させられる
というメリットが複数存在しているからです。
価格とデザインのバランスが絶妙
まず、価格とデザインのバランスが絶妙です。
ファッションは価格が第一という時代は終焉を迎えつつありますが、変化球のあるアイテムや一見すると難しそうな雰囲気のアイテムはまだまだ高価格帯だと手に取りにくいと感じている方も多いはず。
今回のブランドコラボではユニクロが得意とするフリース素材とアメリカの歴史背景などをしっかり組み込んでいるエンジニアドガーメンツのデザインが非常に上手くマッチしているなと。
ユニクロという高品質が担保されたブランドで、エンジニアドガーメンツという日本人デザイナーがアメリカで長きに渡って君臨し続けているブランドというものが組み合わさっているアイテムです。
そんないわば安心が確立された状態のアイテムがプルオーバーだと¥2,000台で手に入るので非常に手に取りやすいです。
他のアイテムだと、
となっています。
デザインはミリタリーウェアで見かける機能性のあるデザインとなっており、ポケットが大きい事や着心地の良さ、防寒性に富んでいます。
エンジニアドガーメンツが得意とする異なる素材感をドッキングしたアイテムも見られます。
今回のコラボでおそらく最も人気となったであろう、フリースノーカラージャケットは和のテイストすら感じるデザインとなっており、今までにユニクロでは見られなかった新鮮さすら感じるアイテムデザインです。
今回私がおすすめするプルオーバー始め、フリースは柔らかくて肌さわりの良い印象で、ユニクロ通常ラインのフリースアイテムとほぼ同じと思って大丈夫です。
プルオーバータイプは最もベーシックなデザインかつインナーにもアウターにも着ることの出来る万能アイテムに位置するので便利です。
ベーシックなデザインで使いやすい
先ほど今回のブランドコラボにおけるデザイン性の良さをお伝えしましたが、ベーシックを基準としてデザインを作り出しているところが魅力的なのですよね。
極限にまでシンプルでミニマルな状態を突き詰めたノームコア、シンプルさに機能性や使いやすさをプラスしたアスレジャースタイルが終わりつつあってデザインや色味に富んだアイテムがズラリと並んでいるのを街中では良く見かけるようになりました。
タイダイカラーが注目されつつあるのでベルルッティがよく雑誌なんかで取り上げられていたり、
19AW Berluti Puffyプリント ダブルブレスト マーブルコート
トレンドのテーラースタイルにネオンカラーをプラスした装いが取り入れられていたり、
柄・異素材・派手な色・変化のあるデザイン。
とにかくこれまでのベーシックな基盤に奇抜さが乗っかったような、そんなデザインが多くなってきています。
今回のコラボアイテムでは異素材をふんだんに使用し、変化のある印象があります。
しかし、ベーシックなデザインを基盤とした上で成り立っているデザインですので日常に取り入れるにはハードルが低くなっています。
しかも、これまではウールやメルトンといったベーシックさが際立つ素材のコートなどがクローゼットにスタンバイされている方が多いと思いますので、ボア・フリース素材と組み合わせると奥行きが出て変化を付ける事が出来ます。
サイズの選択によって雰囲気を変化させられる
今回のエンジニドガーメンツとのコラボアイテムに関して、サイズの選択においてはメリットにも働くし、デメリットにも働くと今回実感しています。
なぜなら、元々エンジニドガーメンツというブランドがアメリカを拠点とした服作りをしているから。
デザイナーの鈴木大器氏が2015年にファッションプレスのインタビューに答えた時にこう答えています👇
例えば日本向けにサイズ変更などもないのでしょうか?
ないですね。当初から、アメリカ向けのサイズ感でやっています。そもそもアメリカにいて日本の規格で作ること程、大変なことはありません。こっちにいて全てがインチで動いている。そういう風に作りたかった。日本の企画で作るのは気持ちの部分でも嫌でした。アメリカと同じ企画でやっているアメリカの製品として売りたかったんです。
日本のマーケットは特別に意識したこともあまりありません。マーケットがなかったから作ったといってもいいくらいです。今から考えれば、99年当時は細いラペルのジャケットに尖った靴が主流だった頃です。そんな時に、トレンドとはかけ離れていた太いパンツを作っていました。40年近く洋服を見てきて、何が盛り上がって、何のが消えていったかを見てきています。トレンドでないだけで、ベーシック。経験値として、ベーシックなものに対する価値観を高く持っています。fashionpress[ファッションプレス]より
ユニクロもある層を固定して狙った服作りをしているわけでは無く、「ライフウェア」として幅広い年代・性別が着用出来るように作られています。
結果的にサイズはやや大きめの作りとなることは否めないでしょう。
サイズ選びのメリットは今風を出せること
今回のアイテムにおいてサイズを調整すると今風な雰囲気を出すことが可能です。
例えば、普段のサイズよりも1~2サイズ上げて着てみる。
するとオーバーシルエットや緩さがコーデに加わります。
4つの型のアイテムはどれもやや着丈が長いシルエットになっていますので、ボアフリースを使っている割にはシャープだなと実感しています。
なのでサイズアップしても極端にシルエットが崩れる事が起こりにくいです。
逆にジャストサイズを狙ったサイズ選びを行うとエンジニアドガーメンツ本来のミリタリーウェア風のコーデを作り出す事が可能です。
今回のアイテムにカーゴ風のパンツやジョガーパンツ、ニューバランスといった組み合わせが比較的それに近いですね。
デメリットはメリハリが無くなること
サイズ選びを中途半端にして選んでしまうと、メリハリが無くなって途端に野暮ったくなるのが今回のサイズ調整の難しいところでもあります。
サイズを上げるなら思い切ってルーズに、ジャストサイズを狙うならとことん絞った方が良いです。
よく「服に着られている」「言葉では表せないけどしっくりこない」と耳にする事が多いかと思いますが、原因は立体感が無いという原因に加えてサイズ選びが中途半端だからです。
ボアフリース素材というボリュームが目立ちやすい異素材アイテムなのでなおさらサイズ選びは大胆にしかし慎重にいく事が個人的におすすめします。
- 複数のサイズで試着を繰り返す
- 自分が合わせたい理想のコーデで試着をする
- ボアフリース素材はルーズな雰囲気が自分には合うのか?それともジャストサイズが合うのか?自分なりの意見を持って判断する
事が大切ですね。
ユニクロ×エンジニアドガーメンツレビュー
では、今回のコラボアイテムの中で特におすすめなフリースプルオーバーのレビューをお伝えしていきます。
全部で5色の展開なのですが、おすすめカラーはブラック・オリーブ・ネイビーの3色です。
ブラックとネイビーはボアフリース素材が持つボリューム感を抑えてシックな印象を与える事が出来ますし、サイズをアップしてルーズに着用しても様になりやすいからです。
オリーブはエンジニアドガーメンツが持つブランドカラーを持ったコーデやミリタリーウェアとの相性が良いです。
新鮮さと安心感のある外観
まず外観ですが、既視感のある雰囲気とユニクロではあまり見かけない新鮮さのある見た目をしています。
ベーシックではあるのですが、ちょっとユニクロとは異なる雰囲気がありますよね。
ポケットのデティールや素材の切り替えなどがフリースアイテムとして有名なブランドの1つであるパタゴニアやチャンピオンのフリースアイテムと似た要素があります。
柔らかいフリースが特徴的
意外とボアフリースを用いたアイテムって、フリース等の柔らかさを気にする方も多いかと思います。
僕もその1人でして、硬さがあるボアフリースは個人的には使いづらいと感じてしまいます。
なぜなら硬い素材だとボアのボリュームと相まって浮いて見えるのですよね。がっしり体型や背の高い人だと上手くハマりやすいですが、背が低めだと身体に沿ったシルエットを表現出来る柔らかくてドレープが出やすい生地の方が好ましいです。
一般的に柔らかい雰囲気と触り心地はプードルボアが挙げられます。
今回のプルオーバータイプはプードルボアに近いです。
毛足が長く生地が柔らかいのが特徴ですが、ホコリなどが付着しやすいのと毛が抜けやすいです。
一方で硬さのあるボアフリースはシープボアが挙げられます。
ユニクロUで登場するボアジャケットなんかはこのシープボアに近いです。
特徴は保温性と耐久性に優れている事で、毛は短くて固めです。
どちらもメリットがある素材です。体型や表現したい雰囲気やコーデに合わせて選ぶのが良いかと思います。
今回のコラボアイテムはプードルボアに近い柔らかめの生地感となっています。
これにより、サイズアップして着用しても生地の余りによって不自然に浮く事が少ないですしまとまりがある印象となりやすいです。
着こなしはインナーを入れ過ぎずにスッキリと
最後に着こなしと着用感ですが、密着感も無くて動きが鈍くなる印象も無いので着心地が快適です。
着こなす際はインナーに入れ過ぎない事が望ましい印象を受けました。
シャツやタートルネックトレーナーを組み合わせても良いのですがボリュームのあるアイテムなので着膨れしてしまいます。
普段ならサイズアップする際はMサイズを選択するのですが、今回163cm細身の私はLサイズを選びました。
実際にMサイズと比較したのですが、
- Mサイズだと縦のラインが出にくく、Lサイズの方がシャープに見えた
- Mサイズは中途半端な着用感で野暮ったさが発生。ジャストに着用するならXSの方が良い
という理由からMサイズは除外。
ただ、Lサイズまでサイズアップして着用する際には手が隠れてしまうくらいの袖口の太さと長さですので注意が必要です。
私は自分で袖口を詰めて着用しておりますので指先まで落ちてくることは無いですが、袖部分に関してはお直し必須ですね。
まとめ
今回は2019年コラボブランドの中でも人気の高い、ユニクロ×エンジニアドガーメンツアイテムの説明とレビューをお伝えしていきました。
マンネリしつつあるコーデを一気に変化してくれる新鮮さと、デザインの安心感が光るアイテムですのでおすすめです。
ユニクロ×エンジニアドガーメンツ フリースプルオーバーは…
- 価格(¥2,000台)とデザインのバランスが絶妙
- 安心感のあるベーシックなデザインと新鮮さのあるデザインがバランス良くて使いやすい
- サイズの選択によって雰囲気を変化させられる(サイズアップならトレンド風・ジャストサイズならブランドカラーに沿った)