美意識を高めたい方におすすめの本をご紹介していきます。
「美意識」
この一言だけでも様々な連想が出来ると思います。美容、健康、考え方などなど。
一般的には「美意識」と聞くとイコール「美容」や「健康」といった外見的な要素を連想するのではないでしょうか?
人の見た目は100パーセントというドラマがありましたが、まさに人の見た目で大半が決まってしまうとも言われています。個人的にも一理あると思います。
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ですが、外見的な要素を鍛えてもどうでしょうか?結局は内面で判断されますよね?仕事であれば効率的に出来るのか?意思決定が的確なのか?人間性はどうなのか?など。
世界のエリートと呼ばれる層は内面的な「美意識」を鍛えています。
なぜ現代社会でエリートがこぞって内面的な「美意識」を意識しているのか?
それは、現代社会がアート的な要素(おしゃれ、可愛い、綺麗といった感覚)で支持されるようになってきており、ビジネスにおいては特に差別化が重要であるから。
また、相手の心を動かすには会話力やその人の持つ感度、振る舞いが必要になってくるからです。
外見の美意識のみならず、内面的な美意識を鍛える為に非常に参考になったのが「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」という著書です👇
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重点的な要素を簡潔に伝えていきますね。
外見の美意識ではなく、内面的な美意識について著書を読んで重要なところをまとめていきます。
現代社会において必要な美意識(アート)
現代社会ではコモディティ化と呼ばれる、世の中で高い価値を持っていた商品がどのブランドでも生産されるようになり、一般的な商品となっています。
また、それに伴い消費者の購入意思が「自己実現的」な内容へ変化していると言えます。
「同じ性能なら安い方を選ぼう」「安くて良い機能であればラッキー」などといった意思です。
今まではどうすれば良い商品が作れるのか?購入してくれるのか?といった理論的な考えや理性に伴って商品開発やイベントも行われてきました。
この理論的な要素とそれに伴う現実的な検証結果、裏付けをそれぞれ「サイエンス」と「クラフト」と呼びます。
この2つの要素は長い年月によって「結果」や「答え」が皆同じ域に達すると言われています。
イノベーションが良く、先進的な物を作り出したとしてもすぐにコピーされてしまうからですね。
iPhoneに似た商品が多く排出されているのが分かりすい例かと思います。
そこで、現代社会では感覚的な言葉では説明出来ないけれども「何だか良いな」「使ってみたいな、気分が上がりそうなデザイン」といった人の心や感性をくすぐる様な要素=美意識(アート)が重要となってきます。
「サイエンス」「クラフト」「アート」の3軸が経営を行い、意思決定を的確に行う為にバランス良く持っていないといけないと筆者は記載してあります。
まさにアート以外の2軸が中心となって今までは動いていたのですね。
最近ではInstagramでもブログなどSNSが人気となっており、「綺麗な写真」「おしゃれなデザイン」に人気が集まりやすいかと思います。
これは時代背景に自分らしい生き方や承認欲求を満たす物に皆惹かれる様になってきている訳です。
次は実際にブランドの例を著者が挙げられていたのでお伝えし、いかに美意識(アート)が大事なのか?深めていきます。
Appleが今でも人気な理由は美意識にあり!?
まず以下の内容を確認していただくと分かりますが、Appleは現代でも非常に人気でファッションやラグジュアリー業界にも影響を与えている事が分かります👇
【iPhoneXが好調 Apple25%増益】米Appleが発表した2018年第22四半期(1~3月)決算は、売上高が前年同期比16%増、純利益は25%増の増収増益だった。昨年11月発売の「iPhone X」が貢献。 https://t.co/sUZiZ8B4Rk
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 2, 2018
https://twitter.com/engadgetjp/status/1047465299497422848
画期的な先進技術(Touch ID、Face ID、一眼レフ並みの画像)などを世に出しながら、デザイン自体も非常に美しくお洒落なAppleの製品達。
最近は様々なブランドからAppleに似たデザイン、それを超える様な技術を搭載した製品が出ていますがそれでもAppleの人気は衰えないですよね。
なぜ似た様な製品が出ているのにAppleは人気なのか?
それは「美意識」が関係していると著者は伝えています。
Appleの製品は言葉で説明するのが難しいくらいに他のブランドよりも異なるオーラといいますか、デザインの良さを感じるかと思います。
オールスクリーンのデザイン、Face ID、USB-C。そしてさらに進化したApple Pencil。新しくなったiPad Proをご紹介します。
— Apple (@Apple) October 30, 2018
Appleを作り出した故スティーブ・ジョブスは、「論理的」で「理性的」なアプローチを踏む事なく「直感的」で「感性的」な意思決定を行ってきたと言われています。
また、Appleが持つブランドに付随するストーリーや世界観も人気でファンを生む要素だと言えます。
論理的な要素では無く、その人の軸や信念が伝わる様な世界観が見た人の心を掴んで離さない魅力的なブランドへ変化するのだと私は感じました。
私たちが内面的な美意識を鍛える事が外面的な美意識と同じく重要なのは、空気に流されず自分の意志で持って物事を判断していく要素が結果的にその人にしか出来ない事や価値観となって差別化してくのだと思います。
美意識を鍛えるには?
では、内面的な美意識を鍛えるにはどうしたら良いのか?ですが4つあります。
社長や起業家、芸能人の自宅には絵画やアート作品が決まって飾られていませんか?
そうです。
絵画を見る
まず1つ目は絵画を見る事です。アメリカの研究結果で、ノーベル受賞者は一般人と比較して2.8倍も芸術的趣味を保有していると言われています。
絵画を見る事で、
・観察力が向上
VTSと呼ばれる、徹底的に「見て・感じて・言葉にする」鍛え方により、絵画1つから様々な要素を見つけ出す観察力が向上すると言われています。
・想像力や創造性が向上
豊かな気づきを得る事で自分の意見だけでなく、相手の意見も取り入れやすくなり枠にとらわれない考え方に繋がる。結果的に想像力が鍛えられる様です。
パターン認識(過去に経験したことに基づく予測立てや決めつけ)を大人になるにつれて植え付けられていきますが固定概念にとらわれ過ぎないマインドが身につくのですね。
すると言われています。
哲学に親しむ
過去の哲学者が記した本を読むことが大切と言われています。
過去の哲学者がなぜその様な考えなのか?どういった態度で物事や社会に向き合っていたのか?を学ぶ事が出来るからです。
このプロセス(気づきや思考の過程)やモード(向き合い方姿勢)が現代社会の私たちへ参考になる部分です。
なので、コンテンツ(内容)を取り込もうとするのではなくて、プロセス(気づきや思考の過程)やモード(向き合い方姿勢)に注視するべきだと言われていました。
現在、支配しているシステムに取り込まれずに何事も疑いをかけ、自分なりに考える力に繋がります。
情報弱者が搾取される時代と言われていますが、情報を自ら取りにいく強者になる為にも「美意識」を鍛えるのは必要なのですね。
文学を読む
有名どころだと著者は、ドエトエフスキーの「罪と罰」を紹介しています👇
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自分なりの美意識と照らし合わせてその人の生き方や感性を文学を通じて学ぶ事が自らの世界観や軸を形成するアンテナ材料になると言います。
詩を読む
エリートや出来る人は会話力が非常に高い人が多いと思います。
人が惹きつけられる魅力的だと感じる会話には「メタファー(比喩)」の表現が使われています。
メタファーは、言語においては、物事のある側面を より具体的なイメージを喚起する言葉で置き換え簡潔に表現する機能をもつ。わざわざ比喩であることを示す語や形式を用いている直喩よりも洗練されたものと見なされている。
メタファーにもいくつかタイプがあるが、比較的分かりやすい例としては「人生はドラマだ」のような形式をとるものがある。
メタファーは日常的に頻繁に用いられているもの、話している本人も気づかずに用いているものから、詩作などにおいて創造される新奇なものまで、様々なレベルにわたって存在している。
とあり、文章やスピーチに豊かな表現を与える事が出来ます。
詩を読む事で、その表現力や会話に豊かさをプラスする引き出しを増やす事が出来るといいます。
詩にはメタファー(比喩)が多く使われており、詩を読むだけでもどの様にメタファー(比喩)を使って表現しているのか感じ取る事が出来るというのですね。
また、メタファー(比喩)は文章やスピーチに豊かさをプラスして相手の心を惹きつける「美」として鍛えられるだけではないと言います。
専門用語でなくても初めてその文章やスピーチを聞く人が短い文で複雑な内容の意味を理解してもらう事が可能なのですね。
専門用語は誰にでも理解出来ませんよね。
かといって複雑な文章を長々と話しても相手は魅力的に感じる事がなく美しくもない。
メタファー(比喩)によって専門用語的な美しさやカッコよさを相手に感じてもらいながら最低限の情報で豊かなコミュニケーションが行えるのですね。
まとめ
外見的な美意識のみならず内面的な美意識を鍛え、身につける事が大切である事をお伝えし、本書を読んで感じた事や重要な事をお伝えしていきました。
相手の心を動かす為には美意識が重要で、見た目の外見的な美意識だけでは不十分であると個人的に感じました。
ブログを行う方や企画を行う方、SNSで注目されたい方、普段の生活を有意義に過ごしたい方は1度内面的な「美意識」注目し、鍛えてみてはいかがでしょうか?
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また、購入したタイトルは退会した後も自分の物として何度でも「読む」事が可能なのでその点はいいなと思いました。