AUTMATON(オートマトン)という漫画が連載で始まり、単行本が発売されました。
オートマトンはモーニングで連載されているSF漫画であり、近未来を設定としたヒーロー物の物語です。
このオートマトンが物語の線がしっかりしていて面白いです!
オートマトンのあらすじ
オートマトンは、
そう遠くない未来、日本。
とめどない革新によって“暴力”の技術もまた、磨き上げられていった。
犯罪の凶悪化に対処すべく、世界最大手のロボット企業・ロック社は精神転送を駆使した兵器「オートマトン」を開発。
一人の少年が、ロック社の「ある計画」に巻き込まれていく——。
主人公の由河明
ごく平凡な高校生で、父は優秀な科学者であったが事故により他界。現在は叔母に育てられているが遺産は取られ、大学受験も許されない窮屈な生活を送っている。
トマ・ロック博士
世界最大規模のロボティクス企業ロック社CEO。
明の父親と何かしら関係がありそうだが不明。主人公明をオートマトンパイロットに任命する。
クローラ
トマ・ロックの補佐役で明の監督役。
オートマトン
精神だけを仮の肉体に転送する事で能力が飛躍的に向上する最新鋭の戦闘兵器。
選ばれたパイロットしか操作を許されておらず、人類の希望として明に託される。
主に今の所はこの3人がカギとなってきそうです。
主人公の明がトマ・ロック博士から連行され、気がつくと…
殺傷装置が稼働しており、片方しか止める事が出来ない。犯罪者5人か1人の一般市民を助けるか…
明はどちらも助ける選択をして自らの命を落とします。が…
なんと自分の肉体と思っていた身体は人工細胞に精神転送(マインドアップロード)された身体でした。
明のヒーローとしての資質を見るための試練だったのです。
そして、精神を転送されているため、致死性のダメージを受けたまま接続を切らないと精神まで破壊されてしまうリスクを伴いますが、飛躍的な超人の能力を得る事が出来るオートマトンのパイロットに任命されます。
オートマトンはココが面白い!
オートマトンはありがちなヒーロー漫画かと一見思うかもしれませんが、
1.伏線が散りばめられていて展開に期待出来る。
2.装備を付けるのではなく、精神を転送する新鮮さ。
3.ヒーローになった主人公の成長。
この3点が面白いと思いました。
1.伏線が散りばめられていて展開に期待出来る。
オートマトンは単行本が出たばかりですが、その一巻に伏線が多く散りばめられています。
まず、オートマトン自体の能力が未知数である事です。
弾丸を防御出来、本人の脳の処理能力次第で瞬間的に移動も可能な驚異的な運動性能を引き出す事が出来るので能力は今後秘められたものが多く出てくるのではないかと。
他にも、「主人公の資質は父親と関係していると知っているロック社」や、「オートマトンを狙う者」、事件現場に新たに出現した人間ではない者など。
展開がどうなるか期待です。
2.装備を付けるのではなく、精神を転送する新鮮さ。
今までは、自らの肉体に装備を付けて驚異的な能力を引き出して戦うヒーロー物が多かったですが、今の現実社会に実現しそうな、機械に精神を転送して戦うやり方。
VRに似た要素がありますね。
この新鮮さが面白いなと思いました。主人公の肉体と大幅に違うオートマトンを操る難しさなど表現されていますね。
3.ヒーローになった主人公の成長。
オートマトンスーツに精神転送した後、カッコよく敵を倒すのかと思いきや、主人公のトライアンドエラーを繰り返して徐々に扱いを慣れていきながら倒していきます。
今の所は所々でカッコよさはありますが、ちょっと拍子抜けしているヒーローですね。
ここが主人公の成長を表現しており、話が進むにつれてカッコ良いヒーローに仕上がっていくのかなと思います。
感想は日本版マーベルヒーロー
もう表紙からマーベルヒーローぽくないですか!?
私はマーベルヒーローのアイアンマンを連想しました笑。
ただミッションを受けて敵を爽快に倒すといった単純なストーリーではないので、読んでみて満足度は高かったですし、続きが気になる漫画です。
コマ割りも複雑でなく、文字もそう多くないので、物語の軸がしっかりとされつつサラッと読める漫画だなと思いました。
SF好きやヒーロー物が好きな方おすすめです!