ユニクロユーメンズのボアフリースは買いなのか?2018秋冬の第2弾でも注目度が非常に高いアイテムの為、抜粋して徹底解説していきます。
ユニクロユーの第2弾アイテムが10月12日(金)から発売されましたが、その中でも非常に注目度の高いアイテムがフリース素材のアイテム2点👇
カラーは47yellow
カラーは47yellow
フリースカーディガンの方は昨年に引き続き性別を問わず人気のアイテムでして、発売から2日程で1番人気カラーである47yellowはオンラインでサイズに欠品が出る程の人気ぶり。
都内でも屈指のストック量を誇るユニクロ銀座店に行きましたが、そこでも数が少なくSサイズは残り僅かとなっていました。
店員さん曰く、店舗では今現在展示してある数のみとのことで売り切れになるのも時間の問題とのこと。
人気カラーは高値で転売されていたり、SNS上でも高評価の意見が多い印象を受けますが、実際に試着してみて感じた事としては、「優先的に購入する程のアイテムではない」という事。
確かにデザイン性やそれに見合う価格の設定は非常にお得感があります。
でも冷静になってそのアイテムそのものを見ていくと気付くことはいくつかありますね。
似合う人が限られるアイテム=難易度が高いです。
https://twitter.com/sasatoshi_WEAR/status/1051077511830941696
なぜ優先的に購入する程でもないアイテムなのか?ユニクロユー2018秋冬のアイテムの中でも非常に注目度の高いフリース2点を徹底解説していきます。
ユニクロユーのフリースアイテムを実際に触れて感じた事
第2弾で発売されたフリースアイテムはボア素材を全面に使ったアイテムということもあって、レディースからも人気が高い印象。
洋服は画像だけでは判断出来ない要素が多々あるので実際に見に行ってきました。
まず、デザインは非常に個性的でトレンド感があると感じました。ハイブランドだと結構なお値段になるデザインを1万円以内で抑えているところがUNIQLOのすごい所。
発売前のオンラインでの画像では結構期待していました。実際に触れてみて感じた事は、
・ボアが固くて尚且つ安っぽい
・着る人を選ぶアイテム
・メンズよりレディース向けのアイテム
・デザインとシルエットのみは価格以上の価値がある
でした。
特に残念だと感じた点がボア素材でしたね。まずカーディガンの方を見ていきましょう。
何故、優先度が低いと判断したのか?レビュー!
フリースカーディガン
色合いはマスタードカラーに近い色合いで、差し色に便利だと感じました。
優先度が低いと判断したボア素材は固めです👇
Patagonia(パタゴニア)などのブランドと比較しても固くてゴワゴワしているボア感があります。
ボアが固い事自体は豪雪地帯での活躍(使用される毛の特性上、密度が高いので保温性と防風性に富んでいる)が期待出来ますが、今回のアイテムは素材がナイロン・ポリエステル100%です。
化学繊維で出来ている為、素材としての説得力には欠けますね。。。
パタゴニアは素材に工夫がされている事、ゴワつき等が無いのでポリエステル素材でも説得力があります👇
外側にポリエステル100%(リサイクル・ポリエステル50%)の6ミリ厚シェルパ・フリースを使用しております。内側に吸湿発散性と通気性に優れた、ポリジン永続的防臭加工済みのポリエステル100%(リサイクル・ポリエステル50%)のワープニット・メッシュを使用し、その間に防風性バリヤーをはさんだ素材を搭載。ZOZOTOWN
ボア素材はカジュアルな印象が強いので、アイテム自体のバランスを取るために素材・デザイン等でカバーする必要性が出てきます。
固くてゴワゴワするボア感は安っぽさが出ている印象でした。
生地自体は柔らかくて着心地が良いです。裏地はフリース特有のフワッとした生地感があります👇
画像をよく見て頂くと分かるのですが、裏地に大きなポケットがあります。収納面で便利なのでアウターとして着ても良いかと。
フロントのポケットがアクセントになっているデザインなのは面白いですね。これはアイテムのデザイン性を上げてくれる要素となっています👇
着てみるとこんな感じ👇
当方、163cmのメンズですが、Sサイズでも大きめのサイズ感です。平均的なメンズの170cm台がジャストサイズで着用するならSサイズが良いかもしれません。
デザイン・カラーリングを求めるならば購入しても良いアイテムですね。
ただ、メンズが着用するには
・着る人の雰囲気を選ぶアイテムである事。
・アウター感覚で着用するよりもアウターの中に入れて差し色としてコーデのアクセントを行う。
この2点を注意しないと子供っぽいコーデになったり、着る人のイメージが良くも悪くも変化すると予測します。
yellowとBeigeはカジュアルな要素とレディース要素が高いカラーなので、もし選ぶのならメンズはBrownやNavyをおすすめします。
フリースジャケット
続いてフリースジャケット。先述したフリースカーディガンと同じく、優先度が低い理由がボア素材なのですがもう1点あります。
それは生地感です。
ボア感はこんな感じ👇
フリースジャケットも固さと安っぽさが目立ちます。ポケットの装飾が無くてシンプルにまとまっている事やドレス要素の「襟」が付いているのでフリースカーディガンよりはカジュアル感が軽減されています。
フリースカーディガンと比較するとデザイン性はやや劣りますけどね。
優先度が低い要素として挙げた生地感ですが、固めに作られています。
裏地がアイテム自体の固さを出していると判断したのですが、例えるならばチノパンの生地に近いですね。厚手のコットン生地のような👇
生地の固さや厚みが出る=耐久性が高い。という事に至るのですが、この生地の固さが着回し力と着心地を低下させていると思います。
アウターとしてしか機能しにくくなってしまいますからね。
着用してみるとこんな感じです👇
襟がある分、小顔効果は期待出来ますがラグジュアリー要素が強いです。
そして、フリースカーディガンよりも大きめなサイズ感で作られている為に野暮ったさが出やすいです。
フリースジャケットも着る人を選ぶアイテムかなと思いました。こちらの方は似合ってますね。
@shuto_fashionさんは着こなし方が参考になる方です👇
ユニクロユーも見てきた pic.twitter.com/gkYq1Fayfk
— shuto / PRY (@shuto_pry) October 12, 2018
一枚でハマれば様になりやすいアイテムですし、襟が大きいのでアクセントにも小顔効果も期待出来ますので良い点もあります。
メンズは着こなせる方はBeige。無難に着るならBrownとNavyがおすすめです。
まとめ(個性的なアイテムを安価で挑戦したい方におすすめ!)
ユニクロユー第2弾として発売された注目度の高いフリースアイテムに関してまとめますと、
・ボアが固くて尚且つ安っぽい(カジュアル要素に対してバランスを取るべき素材に説得力がない)
・着る人を選ぶアイテム(ハマれば様になる優秀アイテムに)
・メンズよりレディース向けのアイテム
・デザインとシルエットは価格以上の価値がある(ポケットのデザインやオーバーサイズ感)
・大人っぽく着こなすにはインナー使いと差し色として使うと吉
でした。
ただ、安価で何万円もするブランドにも劣らないデザインやシルエットを表現している事は凄いです。
よって、スタンダードなアイテムはひと通り持っていて、気軽に個性的でトレンド感のあるコーデやアイテムに挑戦してみたい方に良い入門アイテムになるかと思います。
また、個性的なアイテムなのでアイテム自体に魅力があっても難易度が高かったり人を選ぶアイテムであったりします。
なので失敗したくない方は画像だけで判断せずに実際に見て触れて試着することを強くおすすめします。