[アダムエロペレビュー]失敗しない変化の付いたメンズセットアップ!!
メンズ市場を賑わせているセットアップ。
テーラードジャケットにスラックスという王道の組み合わせから、素材・色・雰囲気が上下統一されていればセットアップだとして派生してきていますね。
様々なシチュエーションに対して選択肢が広がることはとても良いことですし、何よりもオシャレを楽しめる事に繋がります。
ただ、セットアップの選択肢が広がる事によって難しさも感じてくるのでは?と個人的に思っている事でして。
過去の私はセットアップ風のコーデを幾度となく試した経験を持っています。その時に感じたことは、「イメージと違う、平置きとは上手くいかないな」ということ。
今回はアダムエロペで中々良いセットアップを見つけましたので、レビューを含めて極端に失敗しないセットアップをお伝えしていけたらと思います。
- アダムエロペのセットアップレビュー
- 失敗しないセットアップのポイント
アダムエロペのセットアップレビュー
セレクトショップでは取り扱うアイテムやブランドアイテムに多少なりとも特徴を持っています。
アダムエロペは機能性に優れた、ミリタリー・ストリート要素を持ったキレイめのアイテムが多い傾向にありますね。
様々な繊維メーカーとタッグを組んでアイテムを展開している様子や、古着や過去のミリタリー要素をアップデートした現代版のアイテムをセレクトしていると感じます。
そんな、アダムエロペが出しているセットアップはシンプルで動いてもシワになりにくい作りをしており、色・柄・生地など変化球を付けたものを良く目にします。
一般的な「普通」に少しだけプラスアルファしたようなものが多いです。
【NIKKE】キューバビーチジャケット ADAM ET ROPE’
そんな中、私はテーラードに寄せすぎないセットアップを探していました。
しかし、テーラードタイプではないセットアップは「型」とはちょっと離れたデザインや印象になるので組み合わせや着こなしが難しいタイプです。
特別工夫を施さなくても割りかし着やすいセットアップはこちらとなっています。
【SOLOTEX】アーバナイズドジャケット/アダム エ ロペ
フォーマルとカジュアルを兼ね備えたデザイン
こちらスーツライクなお堅い印象とは違って、程よくカジュアルな見た目を取り入れたデザインとなっています。
セットアップってスーツのデザインが多いかと思いますが、ノーカラーにしていたりボックスシルエットにしていたりと随所に抜け(カジュアルな)を含めています。
デザインにハイブリット性を入れているアイテムって、非常に使い勝手が良いのですよね。
特に今回のセットアップはインナーや靴をチェンジするだけで、パーティ寄りやタウンユース寄りなどTPOに則したコーデに様変わり出来るからです。
昨今のディオールやルイヴィトンのようなストリートと華麗・エレガントさをバランス良く取ったようにはいきませんが、十分通用するデザイン性を持っています。
初夏まで着用可能な薄手で柔らかい生地
スーツのようにしっかり目の生地ではなく、どちらかというとシャリ感のある薄手で澄んだ空のように爽やかで綺麗な印象を受けます。
機能性素材という事で、ジャージやポリエステル系をイメージするかと思いますがさすがアダムエロぺ。
ソロテックスと呼ばれる新しい機能性素材を使用しています。こちらストレッチ性だけでなく形状回復機能を持ち合わせているのでアクティブな日常着としても使用出来ます。
ただ形状回復としてシワが付きにくかったり耐久性が高いだけでなく、見た目の美しさも表現される不思議さ。
それは繊維にこだわりを持っているからなのだそう。
https://www.solotex.net/property/
セットアップ系のアイテムって、綺麗な生地のもので出来ているものが多いじゃないですか。
あれって、普段着として使う時に「伸びきったりしないかな、シワにならないかな」なんて躊躇してしまう事が多々あるのですよね。
初夏までヘビロテしやすい機能性と見た目に特化した万能な生地を使っているので助かります。
ジャケットはボックスシルエットでノーカラータイプ
ジャケットはノーカラータイプとなっています。
ノーカラーの失敗しない選び方は別記事で上げようと思っていますが、ノーカラー=首元が寂しくなるから着こなしが難しいと不安にならなくても大丈夫です。
今回のアイテムはノーカラーといえど、首元が大きく開き過ぎておらずリブとして切り替えが施されているので首元を強調させ過ぎないようにデザインされています。
また、ボックスシルエットといってゆとりのあるサイズなのもポイントかなと。
何故なら首元が寂しくなると身体全体が細く華奢に見えやすい為、ジャストタイプのシルエットは難易度増加するからです。
ボックスシルエットなので、胴回りにゆとりが出過ぎてしまう場合は後方のボタンで調整出来ます。
これによって、少しだけウエストラインがスッキリ見えます。
シャツでは無く、Tシャツなどの生地が薄いインナーを用いる時に役立ちますのでお試しあれ。
脚のラインを綺麗に見せてくれるスラックス
クロップド丈のゆったりとしたスラックスは、テーパードに加えてタックが施されています。
このテーパードとタックの掛け算が脚のラインを綺麗に見せてくれる1つの要素となります。
何故なら、軽くて薄い生地はタックによって生地が中心に寄っていくようなシルエットを取りやすいのでより立体感が出るからです。
この立体感とテーパードの綺麗な弧を描くラインのおかげで、私のように脚が筋肉質で太くて骨格が短くてもスッキリとした脚の長さを見せてくれます。
スラックスもジャケットと同様、機能性と見た目に特化したソロテックスを用いており、かがんでも走ってもストレッチが効くようになっています。
ベルト無しでも着用できるように出来ているのも、気軽にセットアップを楽しめる要素ですね。
唯一のデメリットは、お尻部分にアジャスターがなかった事。
一般的なテーパードよりさらにゆとりを持たせた腰回りのシルエットなので、お尻が普段よりも大きく見えてしまうキッカケにもなってしまいました。
アジャスターがあれば腰回りは程よくゆったりと、お尻の余った生地はコンパクトにできるので、更にスッキリとした脚のラインに近づけます。
アダムエロペのセットアップコーデ
今回のアダムエロペセットアップは、ノーカラータイプではあるのでインナーが目立たない、アウターと干渉しないアイテムを取り入れると上手くいきました。
例えばオープンカラーシャツやスタンドカラーシャツ、クルーネックシャツなどです。
全体のコーデを見た時に一体感のある色(今回は淡い色合いで)・シルエット(ボックスシルエットで統一)などでまとめると綺麗だなぁと思います。
私は無印のスタンドカラーシャツ(無印はボックスシルエットが多い)にローファーを組んでシンプルに合わせています。
セットアップはサイズ感に注意して選ぶ
巷でベーシックとなっているスーツのセットアップは比較的誰にでも取り入れやすい部類に入ります。しかし、近年急速に発展してきた今回のアダムエロペのセットアップのように、どこかに変化の付いたセットアップは難しさを感じるところ。
ただ同じ雰囲気のアイテムを上下合わせてもテラジャケ×スラックスのようにラクに決まるわけにはいかないのですよね…。
そんな時は肩幅・袖の細さ・着丈を中心としてサイズ感を選ぶ事が大切です。
今回のアダムエロペのセットアップは肩幅狭め、袖は細くて長く、着丈は短めのボックスシルエットとなっています。
これが袖も丈も長くて太いシルエットだといくら自分に近いサイズ規格(S,M,L)を選んでもサイズ違いのセットアップを着ているように感じられてしまいます。
まとめ
今回は、普段のセットアップに飽きてきた方にもおすすめなアダムエロペのセットアップをご紹介しました。
機能性だけ、見た目だけに特化したものが過去は多かったのですが、両方合格点を保持したハイブリット型が出てきて面白くなってきたなと感じます。
個人的に着回しも出来て日常でシワなどのストレスもなく、着こなしやすいアイテムはアリだなと実感。
今シーズンに限らず、次シーズンでも着用できる事に期待できるアイテムたちでした。