ジャガーンのあらすじと感想をお伝えしていきます。「壊人」って何?と思う方もいるかと思います。詳しくお伝えしていきますね。※紹介するにあたりまして若干のネタバレを含む内容となっていますので、ご了承ください。
ジャガーンは2017年からビッグコミックスピリッツにて連載している、徐々に人気が上昇しているバトル漫画です👇
以前メディアで広瀬アリスが「今、好きな漫画」として紹介したところから読む人が増え、内容も過激で面白い事から人気が上昇しています。
そんな頭角を表し、大重版をしている漫画「ジャガーン」。
簡単に説明すると、「壊人」と呼ばれるストレスや不満によって生み出されたモンスターを相手に「半壊人」となった主人公が過激なバトルを繰り広げる。といった内容です。
正義とは?悪とは?快感なのか?殺戮なのか?一見中身はブッ飛んでいてふざけている内容の様に思えますが、考えられて作られている作品だと思います。
「半壊人」となった主人公がバトル!
あらすじ
空から突如降ってきた通称「キチガエル」👈このネーミングセンスがこれからのジャガーンの1つの面白さとなってきます。
このキチガエルが人間に寄生するのですが、寄生した人間の欲望を強く好み、成長・融合します。
この融合した際には最後、「壊人」となって変化して周囲の人間を襲う事となってしまいます。
主人公の蛇ヶ崎晋太郎(じゃがざきしんたろう)は警察として交番勤務をしながら退屈な日々を送っています。
彼には彼女と同棲しているのですが、結婚を望む彼女の欲望が暴走して壊人へ。
主人公にもキチガエルが寄生していたのですが何と腕が変形して彼女を「ぶっぱなす」結果に。
彼にはオタマジャクシ状態が寄生しており、結果「半壊人」として留まる事が出来ていたのでした。
以後、キチガエルに寄生された壊人を破壊した後に相棒のドクちゃんから出されるフンガーボールを体内に取り込む事で「半壊人」から「壊人化」する抑制剤として教わります。
半壊人者が能力を使う👉壊人化が進む
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能力を使わないと壊人化した相手を倒す事は出来ないし、彼女を生き返らせる目的も果たせない
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相棒(ドクちゃん)が倒したキチガエルを食して出すフンガーボールが壊人化の抑制剤
といった流れです。
殺してしまった彼女を生き返らせる為に蛇ヶ崎は全てのキチガエルを回収すると誓います。
ジャガーンの3つの魅力
ジャガーンの魅力的な要素は大きく分けて3つあります
1.主人公の能力がカッコいい
2.ネーミングセンスが面白い
3.爽快で過激なバトル
この3つですね。
1.主人公の能力がカッコいい
ジャガーンの世界にはキチガエルに寄生されて欲望を爆発させた為に「怪人化」してしまう人間と、
カエルになりきれていない状態で寄生され、結果的に「半壊人」として能力に目覚める人間の2パターンあります。
この能力に目覚めた者の個性的な中身が面白いのですが、特に主人公蛇ヶ崎の能力がカッコいいんです。
右腕を銃の様に変形させてエネルギー弾として相手に打ち込むのですが、能力名は「蛇ヶ崎銃(ジャガーン)」。
黒い羽の様な見た目で、ヒーローというよりはダークヒーローといった出で立ち。
最近はダークヒーローブームでして、映画公開された「ヴェノム」もダークヒーローの1人ですよね👇
https://sma09ll.com/archives/2327
一巻では単なる銃だけの変形ですが、話が進むにつれて蛇ヶ崎の本能に反応してリボルバーやスナイパーなどといった形状変化も行い、それに伴って能力自体の強さも向上する様です。
形状には、
・主人公自身の倒したい相手を明確化する事
・不満や嫉妬といった欲望よりも強い別の欲望
によって幅を効かせる事が出来そうなので、今後更にどんな変化をしていくのか?どんな強さを誇っているのか見ていて楽しみな能力です。
主人公以外にも魅力的な能力はいくつも存在しています。
「ミソデギオン」
「オレスライマー」
「カット・ウーマン」
などなど。いつものバトル漫画とは一風変わった能力者がいくつも存在します。
2.ネーミングセンスが面白い
ジャガーンのもう1つの魅力が、ネーミングセンス。
壊人化した人間の欲望が色濃く現れた名前となっていまして、その人がどんな事を不満に思っていたのか?欲望が溜まっていたのか?イメージ出来ます。
蛇ヶ崎と同棲していた彼女が壊人化した後の名前は「ヒスコルピオン」
愛の欲望が解放され、彼女壊人として牙を剥く結果に。
何だかダジャレの様でクスッと笑ってしまいますが、名前とは違ってどれも強敵なのがまたいい。
他にも、
花嫁が皆におめでたいと思ってもらいたい欲望が解放され、「メデタウロス」と壊人化したり。
息子の進路などに過感情になっている母親の欲望が解放され、「カカンガルー」と壊人化したり。
既存の動物と欲望の内容がダジャレの様にマッチしている共通点があって面白いです。
中々登場する人物にダジャレの様なネーミングを課す漫画は無いと思います。
その面白いネーミングセンスとは裏腹に強敵というギャップも個性的ですね。
3.爽快で過激なバトル
爽快だけでなく、過激なバトル描写もジャガーンの魅力です。
強敵である壊人は殺戮を繰り返し、半壊人である蛇ヶ崎は自分の為に、大切な人を守る為に戦うのですが、バトルが結構激しいです。
ワンピースの様に肉弾戦とは違って、血みどろな戦いにも発展するので過激な描写を好まない方は控えた方が良いかと思います。
蛇ヶ崎は正義感に溢れる主人公でもありますが、一方で快感を得たいという欲望も持っています。
誰かを「ぶっぱなしたい」気持ちが現れる時、新しい大切にしたい人を「守りたい」強い気持ちで爆発的にエネルギー弾を放つのですが、この描写が美しく爽快感のある内容です。
この葛藤もバトル感の強い内容の中にある人間ドラマです。
主人公が更に進化する最新刊(6巻)の感想
最新刊である6巻は主人公がある人物にあう事で更に能力を開花させる回となっています👇
そのある人物とは、警視庁の特別壊人分析部隊に所属している「三日土 竹光」です。
壊人化して能力を使用した蛇ヶ崎は警視庁に身元がバレていまして、壊人による犯罪を抑制する為に所属となるわけです。
この三日土も実は能力を保持している1人👇
個人的に東京dogsに出演していた、小栗旬と重なって非常にカッコいいキャラクターだなと思いました。
警視庁の読み通り、自由に壊人化して能力を使った犯罪を行う者が出てきます。
それに対応する為に主人公蛇ヶ崎に戦い方や能力を制御しながら解放するコツを教えていく訳ですね。
そのやり方が感覚的といいますか、横暴ですが結果的に能力を融合して解放させる事に成功します。
弱い自分を倒したい、能力を自分の物にしたい強い欲望が打ち勝つ事で得た新たな能力がどんな中身なのか?非常に楽しみな内容です。
今までよりも凄く熱い話となっています。
まとめ
ジャガーンのあらすじや感想いかがでしたか?
バトルから人間ドラマまで非常に魅力のある漫画です。
読んで見ると面白くてハマる人が多く、私の友人もどハマりしていました。
最近の漫画でおすすめな作品です👇