COS[コス]のメンズTシャツレビュー!変化のあるポケットがイマドキなアイテム!
メンズブランドの中でも国内でジワジワと人気と認知を得ているCOS[コス]。
H&Mの姉妹ブランドとして、リーズナブルな価格帯でトレンドに沿ったアイテムから上質なアイテムまで展開しているブランドです。
価格の割に質感が上品で、デザインも洗練されたようなオシャレな雰囲気のあるアイテム展開をしています。
しかし、実物を試着して見たいと思うものの国内には銀座と青山、横浜の3店舗。
というのも、世界で300店ほどしか無いからなのですよね。
公式オンラインストアも無い状況(BUYMAで入手は可能)状態ですので、実際にはどんな雰囲気なのか?不透明である事が多いです。
私自身も上京する数年前からCOSの存在を知っていたものの、地方にいた際になかなか購入出来ずにいました。
これからの季節でメンズはTシャツが主な即戦力になる事から、COSのTシャツを具体例に挙げてレビューをお伝えしていきます。
この記事で分かること
- COSのTシャツを具体例に挙げてどんな雰囲気や質感があるのか。
- COSのTシャツの着心地や詳細。
- コーデ例や組み合わせ例。
COSのTシャツレビュー
COSのアイテムはミニマルで上品な基盤にトレンド要素をスパイスとして効かせたアイテムが比較的多いです。
- ベーシックだけど質感や雰囲気が高級感ある
- やり過ぎない範囲でトレンドが加えられている
大きく分けて2点のようなアイテムがズラリと並んでいる印象にあります。
以前2019年夏メンズTシャツのオススメの記事でCOSを挙げていましたが、シンプルだけどちょっと変化のあるマンネリ化しないアイテムが比較的リーズナブルに手に入りやすいからなのですよね。
COSの質感、デザイン、雰囲気などを他のブランドで探してみると倍以上の価格のものが多い印象にありますね。
シンプルでいて変化のあるデザイン
今季展開しているTシャツの中でも、シンプルで取り入れやすさのあるデザインかつ変化の付いた飽きのこないTシャツに出会いました。
ホワイトとマスタードの2色展開のアイテムです。
“COS MEN” UTILITY POCKET COTTON T-SHIRT
価格は¥7,500でして一見シンプルな白のTシャツですが、ポケットが2箇所に取り付けられているデザインとなっています。
近年、フィッシングベストがトレンドとしてメンズファッションに上がってきていますが取り入れる事が難しい印象にあります。
そこでTシャツやブルゾン、ジャケットにフィッシングベストのポケットをデザインの一部としているブランドが多くみられるようになりました。
ネオンサインのようなデザインのTシャツはフィッシングベストのトレンドからインスピレーションを受けてデザインされた印象にあります。
通常ポケットは胸元に1つ付いている事が多いですが、フィッシングベストの様に様々な場所に複数のポケットを有しているデザインを落とし込んでいるのは結構珍しいです。
COSではトレンドをやり過ぎないデザインで展開し、価格も他ブランドよりリーズナブルなのでお得感があると感じました。
目立ちにくく実用的なポケット
シンプルなポケットTよりはトレンドフルで変化のあるデザインとなっていますが、ポケット自体を同色にして凹凸感も少なく作られているので目立ちにくいです。
ポケットはコットン素材ではなく、シャツの様なシャリ感のある軽い素材を用いています。
トレンドは早々に過ぎ去っていく場合もある為、長く着続ける事が難しい不安感があるかと思います。
ポケットがさり気なくアクセントになるこちらのデザインはトレンドが過ぎ去ったとしてもシンプルな1つのTシャツとしてコーデに取り入れやすいかと感じました。
ポケットは飾りだけの様に見えますが、実は実用性も備えているのが面白いところ。
コンパクトウォレットやちょっとした小物類はポケットに入れて持ち歩く事が出来ます。
実際に入れて歩いて見ましたが、小物類1~2点であればかさ張らずコーデにも邪魔をしないので許容範囲内でした。
ドライで重さのある生地
Tシャツは夏の暑い時期に1枚で着用する事が多いアイテムですが、通気性の良さや快適さは重要視する方も多いかと思います。
今回のCOSのTシャツは、レーヨンやシルクの様なトロみのある生地感では無いのですが、全体的に重みのある印象にあります。
重みのある生地がどの様なメリットがあるかと言いますと、
- 重力に伴って繊維が一定方向へ落ちてくれるのでシワになりにくい
- コーデの際にドレープがかって上品な印象になりやすい
というメリットがあります。
また、コットン素材ですがトレーニングTシャツの様にドライ感のある生地を使っており、汗をかいても通気性の良さが実感出来ますので快適な着心地のある生地です。
生地自体は通気性が良いのですが、薄いのでインナーは気を使った方が良いですね。
ただ、薄い生地という事を逆手に取るとインナー使いによってレイヤードを効かす事が出来たりインナーを柄物にする事でジワっと浮き出る様なコーデを作る事が可能ですので結構幅が効かせられるアイテムとも言えます。
超オーバーサイズなシルエット
アイテムにもよりますが、COSは外国のブランド。基準が日本人規格では無くて外国人の規格で作られています。
よって、XSサイズが身長~165cmの基準だとしても元々の骨格や太さが異なるので日本人が着用すると大きめに感じるかと思います。
幸いにもオーバーサイジングがトレンドから定着化したのでオーバサイズにてコーデを組んだり着こなす事が違和感なく可能となりました。
今回のCOSのアイテムはXSサイズでも通常のLサイズ以上を着用しているかの様な超オーバーサイズシルエットです。
ドロップショルダーで袖がやや長め、ボディシルエットは縦横共に大きめです。
オーバーサイズではありますが、身幅よりも着丈が長い作りとなっているので明らかにサイズを間違えた様な印象にはなりにくいです。
縦、横の大きさが同等または横の大きさが極端に大きいとスタイリッシュに着こなす事は難しくなりやすいですしちょっと野暮ったい印象にもなりやすい事があります。
COSのTシャツは比較的縦に長いシルエットのものが多いのでジャストサイズで仮にオーバーサイズでも着こなしやすいかと思います。
“COS MEN” COLOUR BLOCK T-SHIRT WITH ZIP N/B/R
“COS MEN” OVERSIZED COTTON T-SHIRT WHITE
※BUYMAでも購入可能ですが、定価よりも10%ほど高い値段ですのでご注意ください。
ゆとりのあるサラッとした着心地
個人的にはジャストサイズのTシャツを夏に着用するより、ゆとりのあるサイジングで着用する事をおすすめしています。
なぜなら、生地が肌に密着しやすいのでより暑く感じたり着心地の悪さに繋がりやすいからなのですよね。
なので夏には生地に凹凸の加工を施し、肌への接触面積を少なくしたシアサッカー生地が人気なのです。
COSのTシャツは生地がドライではあるものの、ガサついた印象はありませんでした。
着用時に清涼感を感じるサラッとした着心地で、大きめに作られたシルエットの恩恵を受けて動きやすい印象にあります。
COSのTシャツをコーデに取り入れてみた
COSのTシャツは全体的に外国人規格なので大きめの作りとなっている事をお伝えしました。
そんなオーバーサイズな今回のTシャツをコーデに取り入れてみました。
1つの参考として頂けますと幸いです。
オーバーサイズでポケットも複数あるのでそれだけでインパクトのあるデザインとなっています。
よってパンツはシンプルなデザインのものを合わせますが、テーパードシルエットやワイドパンツがおすすめです。
Yラインシルエットを意識してスキニーパンツを選ぶ事も良いのですが、オーバーサイズのTシャツだとトップスとパンツの落差が激しくなってしまいます。
あまり上半身と下半身の急激な落差を緩和する為にも(急激な落差だとスタイルが悪く見える事もあります)、足首にかけて徐々に細くなっていくテーパードパンツが特におすすめです。
着丈が長すぎると感じる場合、タックインもおすすめです。
オーバーサイズで着丈が長いTシャツはタックインがしやすい傾向にありますし、タックインした時に見えるベルトを隠して上下を分断する事も無くなります。
まとめ
今回はCOSのアイテム(Tシャツ)を具体的にレビューしていきました。
雑誌にも取り上げられる事が多く(メンズノンノなど)、人気になっているブランドですが相対的に店舗の数が少ないので生の情報が得にくいかと思います。
1つの判断材料として、今回の内容を参考にして頂けたら幸いです。
- ポケットが変化のあるデザインでトレンド感あり。
- ポケットは同色で目立ちにくいのでコーデしやすい。
- ドライで重さのある生地感。
- 超オーバーサイズシルエット。
- ゆとりのあるサラッとした快適な着心地。
- コーデはテーパードパンツまたはタックインスタイルがおすすめ。